「疲れているはずなのに、毎日寝つきが悪い。」
「眠りが浅く、夜中に何度も目を覚ましてしまう。」
「朝起きた時に、いつも疲れが残っている。」
この記事は、そのような方に向けて書いています。
人は、年齢を重ねていくにつれて、心身に不調をきたしやすくなります。
その中でも、「眠れない」という症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
実は、こういった睡眠障害で病院を受診している患者数は、年々増加しています。
今回は「眠れない原因は更年期障害の他にも!スマホやストレス対策について解説!」と題して、その眠れない原因と対策について解説して行きたいと思います!
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眠れない原因1:更年期障害
更年期障害とは、「加齢に伴うホルモンバランスの乱れによって引き起こされる心身の不調により、日常生活に支障をきたしている状態」をいいます。
更年期障害により引き起こされる症状はたくさんあり、その中の一つに「不眠」が存在します。
「加齢によって引き起こされるのなら、どうしようもないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、病院に行けば適切な治療を受けることができますし、自分で対策することも出来ます。
更年期障害を自分で対策する上で重要なことは、ストレスを発散させることです。
人間は、ストレスを感じると「ストレスホルモン」が分泌され、これが身体中に悪さをし、結果として更年期障害を悪化させてしまいます。
それに加え、更年期になると以下のようなストレスに晒される傾向にあります。
- 仕事上で重責を任されたり、リストラされたりする。
- 生殖機能が衰退し、男性として、女性としての自信を失う。
- 子育てが終わり、家庭環境が大きく変化する。
そこで私がオススメする究極のストレス発散法は「運動」です。
特に、少し早いペースのウォーキング、ランニング、ダンスなどの体に空気を取り入れながら行う「有酸素運動」は、ストレス緩和に効果があると言われています。
更年期障害を乗り切るためには、1日20分程度の有酸素運動を毎日継続することが大切です。
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眠れない原因2:スマホ
「本当にスマホが眠れない原因になるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
ですが、スマホは眠れない原因になるどころか、うつ病のような重大な病気の原因にもなり得ます。
皆さんは、スマホを操作しているときどのような姿勢をとりますか?
おそらく大半の人が、うつむくようにスマホの画面を覗き込む姿勢になるでしょう。
毎日この姿勢を長時間続けることにより次第に頸椎の形が変化してゆき、「ストレートネック」と呼ばれる首や肩に負担がかかる状態になってしまいます。

この「ストレートネック」により首や肩にストレスが加わり、自律神経が乱れてしまい、結果として「うつ病」や「不眠症」を引き起こしてしまうのです。
更に、スマホは太陽光に近い性質を持つ「ブルーライト」と呼ばれる光を発します。
人間の体を制御している自律神経は、身体を活動的にさせる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」に分かれています。
夜間になると辺りが暗くなり、交感神経の働きが弱まり副交感神経が優位になることで、身体が睡眠に入る準備をします。
ですが、寝る前にスマホを長時間操作することにより、スマホから発せられるブルーライトを太陽光と勘違いした身体が交感神経を活性化させ、眠れなくなってしまうのです。
このようなスマホによる不眠を対策する最も簡単で確実な方法があります。
それは、「スマホを解約する」ことです。
ですが、現代社会において、スマホは日常生活に切っては切り離せない存在になりつつあります。
そう簡単にスマホを解約はできないでしょう。
「スマホを手放すのは絶対に嫌だ!でも不眠はなんとかしたい!」という方は、以下のように対策することをオススメします。
- 寝室の電気を暗くする。
- 寝室にスマホを持ち込まない。
- スマホを操作するときは、目の高さまでスマホを持ち上げる。
- なるべくスマホに依存せずに物事を解決する。
「うつ病」や「不眠症」で医療機関を受診する患者数は、スマホ普及後から明らかに増加しているとこと。
「最近寝つきが悪くなかなか眠れない」、「寝起きに疲れを感じる」、「肩こりと首こりがひどい」といった方は、上記のような対策をしてみることをオススメいたします。
まとめ
このように、眠れない理由には様々な原因が考えられます。
この記事を読んでいる方の中にも、不眠に悩まされている方がいらっしゃると思いますが、「自分の不眠の原因は何か?どのように対策すれば良いか?」を、この記事を読んで見つけていただけると幸いです。
あなたがぐっすり眠り、爽やかな朝を迎える日が来ることを祈っています!