【ドラマ】『大草原の小さな家 シリーズ1』【第14話】『ローラの祈り The Lord is My Shepherd』のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!


 

『大草原の小さな家』のあらすじ

カリフォルニアで金鉱が発見されてゴールドラッシュが起き、アメリカに住む人々は、西へ西へと夢を求めて幌馬車で移動していった時代に、『インガルス一家』もまた、家族と家財道具と夢を幌馬車に詰め込んで自分たちの土地を求めて旅をしました。

(『大草原の小さな家』シリーズと放映の詳細については『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】のネタバレストーリー&感想まとめ!をご参照ください。






『大草原の小さな家 シリーズ1』の役と日本語吹替の声のキャスト

インガルス一家

  • 父 チャールズ:マイケル・ランドン (声:森川智之)
  • 母 キャロライン:カレン・グラッスル(声:小林さやか)
  • 長女 メアリー:メリッサ・スー・アンダーソン(声:清水理沙)
  • 次女 ローラ:メリッサ・ギルバート(声:宇山玲加)
  • 三女 キャリー:リンゼイ/シドニー・グリーンブッシュ(声:佐藤美由希)

オルソン家

  • 主人 ネルスン・オルソン:リチャード・ブル(声:岩崎ひろし)
  • 夫人 ハリエット・オルゾン:キャサリン・マクレガー(声:定岡小百合)
  • イサイア・エドワーズ:ビクター・フレンチ(声:高木渉)
  • グレース・シュナイダー:ボニー・バートレット(声:よのひかり)
  • ハンス・ドゥーフラー:ジム・ジーター(声:西村大佑)
  • ラース・ハンソン:カール・スウェンソン(声:塾一久)
  • ビードル先生:シャルロット・スチュワート(声:榊原奈緒子)
  • ベイカー医師:ケビン・ハーゲン(声:大塚芳忠)
  • オルデン牧師:ダブス・グレイグ(声:浦山迅)
  • メイヨー医師(マンケートの医師):ビル・コート(声:川中子雅人)
  • ジョナサン:アーネスト・ボルグナイン(声:菅生隆之)
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    ほか吹替の声の出演:櫻庭有紗、種市桃子、佐伯美由紀

    『大草原の小さな家 シリーズ1』【第14話】のストーリー(ネタバレあり)

    『大草原の小さな家 シリーズ1』【第14話】のストーリーを見ていきましょう!
    今回はストーリーを

    • 新しい命
    • ローラの後悔
    • 神様と天の涙

    の3部に分けてお話していきます。
    ではどうぞ!




    新しい命

    「お腹があんまり空かなくて」


    キャロラインが昼食を食べないのを見てチャールズが心配します。


    「大丈夫、すぐ太るから」


    キャロラインは母親似で母親もとてもスタイルが良いので、チャールズは「君が太るなんて」と言いかけますが、ふと気が付きます。


    キャロラインに赤ちゃんができたのです。


    大喜びのチャールズ。


    「今でも働きづめなのに」と子どもが増えることを心配するキャロライン。


    しかしチャールズは、男の子が欲しくてたまらず、早や、「男の子のための部屋」の増築まで考えます。


    「赤ちゃんのこと、うれしい?」


    屋根裏でローラがメアリーに聞きます。


    メアリーは屈託なく「うれしいわ」と言いますが、ローラには何か思うところがあるようです。


    「女の子だったらいいのに・・・」


    赤ちゃんの話をするといつも「息子」とチャールズが言うものですから、ローラは、チャールズが男の子を欲しがっていることを見抜いていました。


    夕食のときに、三角ベースで男の子たちを負かしたと喜んで報告するローラ。


    「男勝りって言われた。それって、ほとんど男の子ってことでしょ?」


    目を輝かせて言うローラは、チャールズに「いや。おしゃべりが大好きな女の子だな」と言われてがっかりします。



    キャロラインのお腹は順調に大きくなっていきました。


    ある朝、キャロラインは予兆を感じます。


    「チャールズ、グレースに今日来てほしいって伝えてくれる?」


    グレースはウォルナットグローブの子どもの半分を取り上げた経験があるのです。


    そして夜、グレースの助けで無事、赤ちゃんが生まれました。


    「彼女の声が聞こえた?」と言うグレースに、赤ちゃんの泣き声のことかと思ったチャールズは「じゃあ、赤ん坊は女の子?」と訊き返します。


    「違うわ。キャロラインの声よ。ずっとあなたに知らせてたわ。男の子だと」


    そう、男の子が生まれたのです。


    メアリーとキャリーが嬉しそうに母のベッドに近づくのに比べ、ローラは複雑な表情で見守っていました。



    「息子」にメロメロな毎日のチャールズ。


    ローラが一所懸命、男の子よりも役に立つことを見せようと頑張るのですが、チャールズはそんなことにはまったく気づきません。


    日曜日、エドワーズを後見人にして、「チャールズ・フレデリック・インガルス」は洗礼を授かりました。


    エドワーズが子どもたちにひとり一袋ずつポップコーンを買ってくれましたが、教会の後のレクリエーションの野球にも参加せずチャールズJrを見つめている父に、ローラは寂しそうです。


    日が過ぎていきますが、キャロラインの心配は赤ちゃんの体重が増えないことでした。


    ベイカー医師に見てもらっても、心配ないだろうと言われるだけです。


    宿題をがんばってチャールズに見せるローラでしたが、キャロラインがJrがミルクをよく飲むわ、と声を掛けただけでチャールズはローラを置いてJrのところへ行ってしまう始末。


    ローラは宿題を川に放り投げてしまいました。


    寝る前のお祈りで、メアリーは家族への祝福とともにJrのためのお祈りをしますが、ローラはしません。


    「小さなチャールズのために祈るって約束でしょ?」


    「必要ない。父さんが祈れば十分だわ」


    そんな日々の中、Jrの体重は増えるどころか減り始め、衰弱してきていました。


    ベイカー医師にも理由はわからず、マンケートの医者にかかることを勧められます。


    子どもたちとグレースに見送られ、チャールズを抱いたキャロラインとチャールズは馬車でマンケートに向かいました。


    マンケートで診察をした医師は、ふたりに「辛いおしらせになりますが」と前置きして話し始めました。


    こうした子どもは少なくないこと、治療法がないこと、そしてチャールズJrもマンケートへ来てから数日の間ででも赤血球がどんどん減って行っていて、手の施しようがないこと。


    「息子は、・・・苦しみますか?」


    チャールズが絞り出すような声で尋ねると、医師は「恐らく眠るように」と答えました。


    看護婦に呼ばれて別室へ医師が言っている間に、窓から通りを見下ろしたキャロラインが呟きます。


    「気にも留めていなかったけど、みんな、せかせかしているのね・・・そんなに急ぐことがあるのかしら」


    医師に呼ばれ、チャールズがキャロラインを置いて待合室を出ていきます。


    そして悲しい知らせを持って戻ってくるのでした。


    何も言わないチャールズ。


    キャロラインはでも、その顔を見ただけで「あの子、眠りについたのね」と言います。


    「主は羊飼いにすべてを与え、私を緑の牧場に休ませ、水辺に伴ってくれます。魂を生き返らせ、私を正しい道へと導かれます」


    「主よ。彼の旅を、どこへ歩くことがあろうと、災いを恐れさせず、あなたがおられるから、あなたの鞭と杖は私の力・・・」


    ふたりは抱き合って静かに、旅だったあまりにも幼いチャールズJrのために祈りの言葉を口にします。




    ローラの後悔

    「ねえ、あの子は?」


    「天国に行ったよ」


    キャロラインの両腕が空っぽなのを見て、メアリーが訊ねました。


    ローラは、チャールズの言葉を聞き、ローラは「嘘よ」と呟いて丘に向かって走っていってしまいました。


    次の礼拝で、ローラの心にオルデン牧師の言葉が響きます。


    「神は語り掛ければ答えてくださいます。私たちが悪しき考えや行いを捨てれば、神はどんなこともできるのです」


    礼拝の後、チャールズがエドワーズに心配を打ち明けます。


    「ローラが一番心配だ。一番動揺していてね、弟の話をしたがらない」


    一方ローラは、人がいなくなるのを見計らって、ひとりになったオルデン牧師のもとへと近づきます。


    「ひとつ聞きたいことがあるんです」


    神様は何ができるの?


    神はどんなこともできる、って言ったでしょ? 奇跡も起きる? どうすれば起きるの?


    すごく祈ったら聞いてもらえますよね?


    「神様は近づくほど耳を傾けてくださる」


    それを聞いたローラは、オルデン牧師に礼を言って明るく教会を出ていきました。


    そして、家族がピクニックをしているところへ駆けていき、チャールズに「父さん、遊ぼう。知っている遊びを全部したい。今日を一番の日にしたいの」と言います。


    チャールズはローラが元気になったことに喜んで、ローラとほかの娘たちと精一杯遊ぶのでした。


    お昼も食べず、駆け回るローラたちとチャールズ。


    「これまでで一番の日よね。父さんのこと、大好き」


    チャールズの胸に頬を埋め、ローラはそう言いました。



    夜、皆が寝静まったころ、ローラは暗い中でチャールズへの手紙をしたためます。
     

    私は悪いことを考えました。
    でも、どうすればいいかわかったの。
    詳しいことは私と神様の秘密です。
    今日のことは忘れません。
    みんな大好きです。
    ローラ


    暖炉の上に手紙を置き、ローラはジャックを抱きしめてそっと別れを告げ、家を出ていきました。


    月曜の朝、キャロラインがローラの手紙を見つけます。


    「チャールズ、これ見て」


    チャールズが家の周りを、ローラの名前を叫んで探しますが、ローラはいません。


    メアリーにローラの手紙を見せ、心当たりを訊ねます。


    メアリーは泣きながら、赤ちゃんが病気になったとき、赤ちゃんのために祈る約束したけれど、ローラが祈らなかったことを話します。


    「どうして・・・?」


    キャロラインとチャールズが愕然としますが、メアリーはローラが淋しがっていたことを話します。


    チャールズがJrのことしか考えてないとローラが怒っていたこと。


    その後、Jrが死んでしまったこと。


    チャールズはすぐにローラを探しに出ました。


    池のあたりを探し、街へも行き、そこでドゥーフラーに馬を借ります。


    そしてエドワーズにも頼み、一緒にローラを探してもらうことにしました。


    ローラはそのころ、山の高みを目指していました。


    オルデン牧師から聞いた、「神は近づくほど耳を傾けてくださる」と言う言葉の通り、神のいる高みに近づこうと。


    岩肌を必死によじ登るローラ。


    やがて、ローラは山の頂上近くへたどり着き、そこで神様に懺悔をします。


    弟のために祈らなかったことを。


    そして、自分の家にはもう3人の娘がいるから、自分の代わりに父に男の子を与えてほしい、と。


    「ここで、待っています」


    岩の上で身体を横たえて「アーメン」と祈り、ローラは神が自分の声を聞き届けてくれることを待つつもりでした。




    神様と天の涙

    そのまま眠り込んでしまったローラの身体の上には、あたたかい外套が掛けられていました。


    そして「よく眠ったかな?」と男の声が言います。


    「ここ、どこ?」


    男はジョナサンと名乗り、ここはジョナサンの山だと答えます。


    ローラは、ジョナサンが神様ではなく普通の人間だと知りがっかりしました。


    ジョナサンはローラの名前を聞き、おかゆを食べないかと訊いてくれますが、ローラは断ります。


    するとジョナサンは「じゃあ、私は食べるよ」と言い、そして「あの方にも寒いほど暖かいおかゆがおいしいと話したんだ」と話しながらおかゆを食べ始めました。


    「あの方って?」


    「神様だよ」


    「知り合いなの?」


    ローラの顔がぱっと輝きます。


    神様に会いに来た、とローラがジョナサンに話すと、ジョナサンはこの場所は神様と話すにはうってつけの場所だと言います。


    けれど昨夜は神様にお祈りしたのに何も起こらなかった、とローラが言います。


    ジョナサンは「神様は忙しい。だから順番を待たなくては」と諭して、そしてローラに待つためには腹ごしらえをするようにと言いました。


    ジョナサンからおかゆを分けてもらい、ローラは元気になりました。


    ジョナサンは小枝で十字架を作ってくれます。


    ローラの名前も彫ってくれました。


    それをローラに持たせて、ジョナサンはローラを水浴びに連れて行きます。


    ジョナサンが川の水を「天の涙」と呼ぶので、ローラはなぜそう呼ぶのかと訊ねました。


    「川の水は雨が集まっている。地上で悲しことがあると天にいる人たちが泣く。それが雨だ」


    「じゃあ、おひさまが照ってるとき、天は喜んでいる? なら、雨なんか降らなきゃいいね」


    いやいやそうじゃないよ、とジョナサンは言います。


    雨が降るから大地は息づく、だから神様は、仲間のためなら泣いていい、とおっしゃっているんだよ、と言うジョナサン。


    「おじさんは泣いたこと、ある?」


    「・・・たくさんあるよ。たくさんね・・・」


    川で耳の後ろをきれいに洗っているとき、ジョナサンが作ってくれた十字架の糸が切れて川に落ちてしまいます。


    後を追いかけましたが、十字架は流れて行ってしまいました。


    悲しむローラですが、ジョナサンはローラを呼んで、羽を傷つけて飛べない鳩をローラに見せました。


    「十字架を落としたから、鳩を見つけられたんだ」


    誰かが世話をしてやれば元気になる、と言うジョナサンの言葉に、「私がやる」と言うローラ。



    その頃、インガルス家ではローラを探す範囲を広げる相談をチャールズとエドワーズがしていました。


    「ローラはどこへ行っちゃったの? 赤ちゃんと一緒に行っちゃったの?」と無邪気なキャリーの言葉にキャロラインが不安を覚え、泣き崩れます。


    火の傍で夜を過ごすローラとジョナサンと鳩。


    ローラは鳩を撫ぜながら、「神様、まだ来ないかなあ」と心配を口にします。


    そして、これまでは神様との秘密だから、と口にしなかった自分の祈りをジョナサンに話してみることにします。


    「おじさんなら、私のお祈りが届くかどうかわかるでしょう? 神様とお話できるんだから」


    「そうだな。わかるかも」


    そういってジョナサンは静かにローラの話を聞きました。


    取り換えて、って言ったの。


    私が代わりに神さまのところへ行くから、弟を父さんに返してくださいって。


    父さんは男の子が欲しいから。


    「それがお祈り」


    それを聞いたジョナサンは、ううむと唸って、「思い切ったお祈りなんだな」と呟きました。


    「神様ならできるでしょう?」


    「確かになんでもできるお方だが、やるのは『よかれ』と思われたら、だ」


    ジョナサンがそう言うと、ローラは「大丈夫」と言います。


    「もともと、弟が連れていかれたのは、私のせいだったんだから・・・」


    自分が悪いことを考えたせいで弟は死んでしまったと主張するローラに、ジョナサンは、だれしも悪いことを考えることはある、大事なのは償いだ、と言います。


    「傷ついた鳩を見ないで行ってしまう人もいる」


    「私、そんなことできないわ」


    ローラの言葉にジョナサンが頬を緩めます。


    ジョナサンは、忙しさのあまり、何も見ないふりをして行き過ぎてしまう人がいることを嘆きます。


    「神様はそんな人のことを怒ってる?」


    「だろうな。それより、悲しんでいる」


    ジョナサンの言葉にローラははっとします。


    「神様が悲しむなんて思ってもみなかった」


    神様に話してこなくちゃ、とローラは立ち上がりました。


    「お祈りが聞き届けられたら、もうこれでおじさんには会えなくなるけど、おじさんはエドワーズさんと犬のジャックの次に大事な友達よ」


    そう言って神様に話をしに行こうとするローラに、ジョナサンは「どうなったにしても、また会えるよ」と言います。


    ローラが立ち去った後に、ジョナサンは呟きました。


    「ああいう子がいるから、人間をお救いになる。そうですよね? 主よ」



    夜通し探して川のほとりまでやってきたチャールズとエドワーズ。


    「この上流は岩山しかないから、探すとすれば川下だな」


    エドワーズの言葉に湿った声でチャールズが、「水を汲んでくる」と言って馬を下りますが、こらえきれず鞍に顔を伏せて泣き声を上げます。


    浅瀬で水を汲むチャールズの桶に、小枝で造った十字架が流れてきました。


    ローラ、と名前が彫ってあります。


    「エドワーズ! きっとローラのだ。川上から流れてきた!」


    ふたりは大急ぎで上流の岩山へと馬を走らせます。



    長い祈りを終えて、ジョナサンのもとへと戻ってきたローラは悲しい顔でジョナサンを見上げました。


    「私があんまり悪い子過ぎたから話もしたくないのかな」


    しょげるローラに、ジョナサンはそうではないと優しく言います。


    「みんなをお許しになる方だ」


    ローラは、ここではまだ神様に遠いのだと言い出します。


    「大きな森にはもっと高い山があった。そうよ。あそこへ行かなきゃ。雪も解けないくらい高いの」


    ジョナサンは慌ててローラを止めます。


    そして、もっと高い山へ行く前に、ここで神様にこちらを見てもらえるように何かしよう、と言います。


    「そうだ。焚火だ。ふたりでうんと大きな焚火をしよう!」


    お祈りに応えてくださるまで焚き続けるために、とジョナサンはたくさん薪を集めるようローラに言いました。


    やがて大きな焚火からは煙が立ち上り、エドワーズがその煙を見つけます。


    「チャールズ!」


    「行ってみよう」


    岩山の急斜面を馬で駆け上る二人。


    やがて、馬ではいけないくらい斜面がきつくなります。


    チャールズが自分の足で走り出しました。



    ローラは岩の上で風の中、神様に祈り続けます。


    風に乗ってローラの名を呼ぶチャールズの声がローラに届きます。


    「父さん、来ちゃだめ・・・!」


    ローラはその場から逃げ出そうとします。


    ローラの小さな肩を捕まえてジョナサンがローラを止めました。


    「だめよ。まだお祈りが届いていない」


    「届いたさ。神様はお祈りを聞き、お決めになったんだよ。おとうさんのそばにローラがいることをお望みなんだ」


    しかしジョナサンの説得にローラは納得しません。


    「違うの。父さんがそばにいてほしいのは男の子なの!」


    「いいや、違う」


    それはローラの思い込みだ。


    何がいいかは神様にしかわからない。


    そして神様はお父さんをここに呼んだ。


    お父さんがローラを愛しているのをご存知だしね。


    「だからお父さんにここを示された」


    ジョナサンの言葉にローラはしゃくりあげながら「それって、本当?」と訊ねます。


    ローラの頬を大きな手で挟み込んで、ジョナサンが「私におっしゃったよ」と告げます。


    そして、父のもとへ帰りなさい、と。


    ローラはジョナサンの手を離れて、山を登ってきたチャールズのほうへと歩み出しました。


    どうしてこんなことを、とローラを抱きしめるチャールズに、「私より弟が欲しいんだと思ったの」と泣くローラ。


    「でも、私は父さんのそばにいなさい、って神様がジョナサンに」


    ローラがジョナサンのことをチャールズに話します。


    しかし、ローラが振り向いたとき、さっきまでそこにいて、チャールズのほうへと自分を押し出してくれたジョナサンはいませんでした。


    ジョナサンが居た痕跡は残っています。枝を集めて作った小さな日除けのひさし。


    しかし、ジョナサンも、そして鳩もそこにはいませんでした。


    「これを作ってくれた人?」


    チャールズが十字架をローラに差し出します。


    川で拾ったよ、とチャールズが言います。


    「川・・・天の涙の・・・」


    ジョナサンが川は天の涙でできていると教えてくれたのだとローラはチャールズに話しました。


    チャールズとエドワーズは顔を見合わせますが、やはりあたりには誰もいません。


    ローラを抱きかかえて、チャールズとエドワーズは山を下りていくのでした。





    『大草原の小さな家 シリーズ1』【第14話】の感想および考察

    「気にも留めていなかったけど、みんな、せかせかしているのね・・・。そんなに急ぐことがあるのかしら」


    チャールズJrが亡くなったとき、待合室でキャロラインが呟いた言葉は、あまりにも早くその生を終えようとしている我が子の人生のあっけなさを言いたかったのかもしれません。


    「愛より急ぐものがどこにあったのだろう」、ふと、中島みゆきさんの歌を思い出します。


    決して何をおろそかにしたわけでもなかっただろうに、無情にも訪れる死。誰にも等しく訪れるとは言いながら、訪れるまでの時間にはそれぞれに差があり、時には不公平なまでに短い時間しか与えられない生を生きるものがいます。


    ローラたちが生きた時代、医療の発達の度合いと受診できるだけの富裕度の不遇から、命を失うことは少なくなかったとはいえ、いつの時代も我が子を失うことは見ている側にも非常に辛い場面です。


    キャロラインとチャールズが抱き合って唱えた祈りは、「詩篇23編の祈り」のようです。


    主イエス・キリストを羊飼いに、自分たち信徒を羊に喩えたこのお祈りでは、「羊はすぐに道に迷ったり、倒れると自分で立ち上がれなかったり、襲われたりする弱い生き物であるけれども、そんな羊のような私たちにも、たましいを生き返らせてくださる羊飼い(主)が常に見守ってくれています」ということを言っているのだそうです。


    あまりにも幼くして一人で死出の旅路に向かわなくてはならなくなった我が子に加護があるように、ということでしょう。


    そして、ローラはあまりにも純粋過ぎて、自分のしたことが許せず、また、父のためにできることを幼い心で考えに考えて、神のもとへと向かいます。


    これは決して自殺の意味ではなく、また、自分の命を犠牲にするという意味でもないのです。


    ただただ、父がチャールズJrを失ったことが自分の咎(とが)であるという懺悔と祈りのためにとった行動なのです。


    そしてそこで起きたことは「奇跡」と言って良いでしょう。


    ジョナサンというひとりの男性によって、ローラの懺悔は神に聞き届けられ、「ローラが父のそばにいること」が神の選択であるとローラひいては視聴者に神の出した答えを示しました。


    いろいろな解説を見ても、最後に姿を消したジョナサンは「神様だったのでは」という書き方がされていますが、そういう捉え方ももちろん否定はしませんが、私としてはやはりここは生身の人間ジョナサンであり、そしてジョナサンが恐らくは深い後悔と懺悔の日々をひとり隠れて山の中で送っているからこそ、幼いローラの無垢の哀しみと祈りに答えを出し得たのでは、と思いたいところです。


    ちなみに、少し調べてみましたが、チャールズJrの病は、新生児溶血性疾患(胎児赤芽球症とも呼ばれます)ではなかったのかと思います。


    赤血球が通常よりも恐ろしく早いスピードで分解または破壊され死滅していく病気で、高ビリルビン血症、貧血を起こし、現代でも最も重症の場合は死亡することもあるとか。


    おまけの不謹慎(?)なお話。チャールズ父さん役の森川さんが「息子」「息子」って連呼すると、帝王の名を持つ森川さんであるだけに異なる意味に聞こえてきそうで(笑)。


    前の訳では確か「坊や」だったんだけどなあ。


    前話はこちら!

     
    第15話はこちら!
     


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