【ドラマ】『Heaven?~ご苦楽レストラン~』【第3話】のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!


“ロワン・ディシー”、「この世の果て」という詩的なのか、何かの洒落なのか、なんとも意味を計りかねるその名前のフレンチレストランは、なんと墓地のすぐ隣。

レストランに一番大事なものは何かわかる?」という問いかけでひとりずつスタッフを集めて回った謎の女黒須仮名子(石原さとみ)。

しかし、シェフ以外のスタッフはギャルソンの伊賀観(福士蒼汰)、を除いてフレンチレストランでの経験は一切なし。

この風変わりなレストラン、さてさて、どんなレストランになるのか?

『Heaven?~ご苦楽レストラン~』【第3話】のストーリー(ネタバレあり)

『Heaven?~ご苦楽レストラン~』【第3話】のストーリーを見ていきましょう! 今回はストーリーを
  • 母来る
  • 伊賀くんは渡さない
  • 一件落着
の3部に分けてお話していきます。 ではどうぞ!

母来る

ロワン・ディシーが開店し、窮地に陥ったものの、ミッドナイトランチでなんとか盛り返してきた此の頃。

伊賀(福士蒼汰)が買い出しに出るのに、オーナーの仮名子(石原さとみ)も一緒に歩いています。

伊賀かん、って面白い名前よねー。『かん』ってどういう字書くの?

諦観の観です。達観の観。観念するの観

仮名子の感想は「一文字のくせに画数が多くて癪よね

そして、伊賀に仮名子が手招きします。

こっちこっち。ここのコロッケ晩酌のお供に最高なのよ

フライドハンドという看板の行列は30分待ち。

フライドハンド・・・。『揚げた』『手』・・・あっ!『おてあげ』?

と伊賀は叫びますが、

あげた・て!

が正解だったようです。

10個ね

仮名子に命令されます。

諦観の笑み」で、おとなしく言われたとおり、行列で待つ伊賀。

伊賀は思い出しつつ、考えます。

(きちんと断ればよかった。あの時から嫌な予感がしていたのに)

今日に限ってついてくる仮名子。

そしてそれは苦い思い出に。

(そうだ。受験の時も)

お母さんも東京行くから」と母に押し切られて、ついてくるのを許した、というか、断れなかった思い出がよみがえってきました。

本日分、コロッケ終了しました~!!

えっ!

ちょっと! 買えなかったってどういうこと?

売り切れと言われましたので

もちろん、店に帰ってから仮名子には叱られます。

それで諦めたの? お願いすれば売ってもらえるわよ。きっと店員が家族の分とかって隠してるんだから

仮名子に怒られている伊賀に、ソムリエの山縣(岸部一徳)が助け舟を出します。

よろしいですかな?

川合君だけでは開店準備にあと3時間は必要です、と言われ、仮名子もようやく矛先を納めます。

明日、コロッケ、リベンジね!

はい・・・

伊賀、今は黙って従うに限ります。

実は伊賀君がいない間にちょっと問題が

今夜のディナーの予約が3件。

―山田様 3名 20時。

―山田様 3名 20時。

―山田様 3名 20時。

名前、人数、時間、すべて同じ予約です。

ちゃんと3回、予約の電話、来たもーん!

予約を受けたはいいが、このメモしか取れていないコミドランの川合(志尊淳)は、店長の堤(勝村政信)から責められて2時間ずっと泣いています。

1回目以外は予約の確認だったのかもしれません。電話して確認してみましょう

伊賀がそう言ってメモを見ますが、電話番号はどのメモにもありません。

ともかくテーブルの確認をする面々。

もともと入っていた予約と合わせると、空席は?

カウンター席1席とテーブル席1卓

しかもそのテーブルはオーナーの特等席

本当に3組、予約が入ったかどうかもアヤシイのに、テーブルを3卓押さえるのに心配するスタッフたち。

ところがそれを聞いていた仮名子が「ねえ、何で満席を喜ばないの?」と怒り出します。

ミッドナイトランチのおかげでフラッと店に来ていただけるお客様も増えました。しかしロワン・ディシーはどの駅から歩いても15分以上。せっかく歩いて店に来たのに、席がいっぱいで入れなかったら」 「それは・・・相当シャクね

仮名子も伊賀の言いたいことがわかったようです。

お客様は怒り、二度と店に来てはいただけなくなる

逆に、電話で予約が取れなければ、また”予約取りたい心”がそそられる

まだ人気店にはほど遠いロワン・ディシーだからこそ、予約は余裕を持って受けるべきと決めたのです、と言います。

納得しかける仮名子でしたが、「まあでも、私が知らなかった以上、何かシャクだからその制度なし!」と言って、予約はミッチ道に入れること、とオーナー命令を下します。

そこへ店の電話。

電話だ!

川合君、懲りて

懲りずに電話を取ろうとする川合を制して、堤が電話を取ります。

ロワン・ディシーでございます

《今夜8時、2名で予約を取りたいのですが》

堤はためらいます。

オーナー。今夜はオーナー用の席が

ダメ! “予約取りたい心”? そそらせたいんでしょう?

堤が電話に向かって「今夜は満席でして」と断りを入れようとすると、「はあ? 満席? わざわざ東京まで来たっていうのに?」と声が跳ね上がり、いかにも期限が悪そうな返答です。

はっ。申し訳ございません

もういい! この・・・あんぽんたーん!!

アンポンタンって、生まれて初めて言われたよ・・・

伊賀はその言葉に何やら思うところがありそうです。

あれ? “予約取りたい心”、そそらせてないじゃなーい」と仮名子が楽しそうに維持の悪いところを見せます。

その夜。

天気予報どおりの大雨になりました。

伊賀くーん、これなあに?

仮名子が伊賀を呼ぶと、玄関の天井の一部がたわんでいます。

どうやら雨漏りしているようで水が溜まっているらしく、川合がモップの柄でつついてしまい、天井が破れ、溜まっていた水が仮名子の頭の上に。

水が抜けてしまったので、応急処置で天井にはガムテープを貼ってみますが、

貧乏くさーい」と川合。

仮名子が照明を落として「はい、これで見えない」とばっさり簡単に済ませます。

ムーディーで高級感が増したわね」と満足気な仮名子。

そこへ常連の石材屋、スズキ(田口浩正)がやってきます。

外は大雨。今日は傘のお預かりが一仕事。

オーナーは奥へ。その格好では風邪をひきます

伊賀が仮名子に奥へ行くよう言います。

何か追い払おうとしてない?

いや まさか

雨天にも関わらず、予約客が順調にやってきます。

予約していた関ですが

7時半に予約した三浦です

予約した青森ですが

一々、傘を預かり、お客を店内へと案内します。

20時に予約した山田ですけど

少し早いんだけどいいかしら?と、一組目の「山田様」=「山田A」来店。

厨房では暇を持て余した仮名子が厨房でも邪険にされ、玄関ウラにあるバックルームで、モップを手にして水にぬれた床を掃除してみたりします。

まったく。人を邪魔者にして! 私が役立つってことを思い知らせてやるわ

客席では二組目の山田様=「山田B」に料理のサーブがはじまっています。

山田様。こちら、エビとホタテのマリネ、カブとビーツのムース添えございます

うまみのジェットコースターや!

品なく上げるジョークの声に同伴の娘たちが「ちょっとパパ~」と恥ずかしそう。

そこへ三組目の山田様=「山田C」が来店で、これで無事、山田さん3組コンプリートです。

やっぱり予約合ってたじゃ~ん」と川合の言葉に、「ですね、ホッとしました」と伊賀が胸を撫でおろします。

オーナーが座るいつものテーブル以外が埋まったので、堤が「オーナー、まだご飯食べないかな。お客様来たら席使っちゃダメかな」とぽつりと言います。

仮名子はいつも、普通の営業時間内も、自分専用のテーブルを決め、そこに座って、客と同じように料理を堪能しているのです。

ダメ、でしょうね・・・

もし予約なしに来た客があっても、もう断るしかありません。

そのとき、玄関の方で大きな音が。

スタッフが駆けつけると、仮名子が玄関のバックルームで転んでいました。

床、びっしょびしょじゃないのよ! もう!

だけどこの水はけの悪い床選んだの、オーナーですからね

仮名子が転んだ弾みに散乱した預かり傘を拾いながら、伊賀が「あとはやっておきますから、オーナーはお部屋でお休みください」と言うと、仮名子はあっさりと自分の部屋へ引き上げて行きました。

そして伊賀がちょっと玄関から目を離した隙に一人の女性客(財前直見)が。

やっぱり思ったとおりだわ。席、空いてんじゃないの~

女性客は案内も請わずに勝手に唯一空いているテーブルに座ります。 つまり、仮名子のいつも座る席です。

オーナーの席なのに」と川合。

なーにが『予約がいっぱい』よ! あのあんぽんたーん、いい加減なこと言って!

そのセリフに堤が思い当たります。

電話で堤が受けて、満席と言って断った女性客。

お客様、もしや先ほどお電話いただいた・・・

あ。あなたがさっきのあんぽんたーん?

違います・・・そうです・・・あの、申し訳ございませんが

その席はだめだと断ろうとしますが、「本当は予約なんかないんでしょ? この時間までここ空いてるなんておかしいじゃない。ねっ、いいよね」と女性客は居座る構えです。

すぐにメニューをお持ちします

諦めた堤がそう言うと、

メニューの前に観を呼んで

は?

観を呼んで

カン?と悩む堤。

あ、いたいた! 観~!!

お母さん!

なんと、伊賀の母でした。

あれほど店には来ないようにと言ったのに、何しに来たのか、と言う伊賀に、「決まってるじゃない。あなたの仕事っぷりを見に来たの」と言う母。

ねえオーナーってどなた?」と挨拶をしたいと言い出します。

しかし、今の仮名子の不機嫌レベルはほぼMAX。

そこで山縣が策を考え、ホットワインに暖かいブランケットを仮名子に与え、オーナー室で眠ってもらおうという手に出ます。

それぞれのテーブルのお客はつつがなく料理を食べ終え、三々五々、傘を手にして、店を後にしていきます。

ところが。

最後のほうで傘をお返しすると、「これは妻の傘ではないです」と返されます。

えっ。少々お待ちください

伊賀と堤がバックルームで傘を確認しますが、あとはもうひとテーブル分、つまり伊賀の母、勝代の傘だけ。

どうやら傘のとり違えをしてしまったようです。

取り違えた傘は、その夫妻の息子の形見の傘であったとか。

必ず捜し出しますのでしばらくお時間いただけますか、と気落ちした夫妻を見送ります。

まずは今日のお客様に電話をかけて、と伊賀が言いかけて、堤、山縣、川合もはっとします。

(今日にかぎって、電話番号の分からないお客様がいる・・・)

伊賀くんは渡さない

一方、最後の客となった勝代は、食事を堪能していました。

今日は ありがとうございました。堪能しました。あ、これ、どうぞ。オーナー

山縣をオーナーと勘違いして、勝代が挨拶と手土産を渡します。

短い間でしたけど、息子の観がお世話になりました

それを聞いて慌てる堤と川合。

今、お世話になりましたって言った?

お世話になりましたって言った

何言ってるんですか、お母さん

伊賀も勝代にツッコミみます。

のっぴきならない事情がございまして、観は長崎に連れて帰ることにしました

ええっ!?

お願いですからちゃんと説明してください」と伊賀が言うと、勝代は説明し始めました。

観、あなた、前に私に言ったわよね? 東京のフランス料理店で一人前になるまで修業するって言ったでしょ?

それは・・・

言ったわよね?

はい。言いました

お母さん、今日、あなたの仕事っぷりを見てきたけど、もうあなたは立派な一人前よ!

だから帰るの、と勝代は言います。

ということでオーナー、短い間でしたけどお世話になりました」と勝代がまだ山縣をオーナーと勘違いしたままなので、山縣が否定すると、

えっ? オーナーじゃない? 何でもっと早く言わないのよ!  じゃあ誰がオーナーなのよ? いい加減オーナー出しなさいよ!」と勝代が騒ぎます。

(この感じ、誰かを思い出させる・・・)

全員が思います。

そこへ仮名子がやってきます。

何騒いでるの?

あなたがオーナーなの?

私がオーナーですけど。何か?

仮名子に対して、「ずいぶん態度が大きいわね」と言う勝代。

そんな勝代に「本日はまことにご来店ありがとうございました。閉店の時間ですのでどうぞ お引き取りを」と仮名子は勝代を追い出しにかかります。

一つよろしいですか? オーナー」と山縣が仮名子をみんなから離し、勝代が伊賀の母親であることを告げます。

お母様は明日、法事があるらしくて東京へ。なので伊賀君も

山縣がなんとか方便を繰り出します。

ちょっと! 明日まだ休んでいいって許可出してないから!」と仮名子が伊賀に向かって言います。

もう一つ、よろしいですか? お母様がおわびの印にこれを

さっき山縣が勘違いされてわたされた紙袋を仮名子に渡します。

物で私が釣れると思ったら大間違いよ。・・・ちょっ!

中身はフライドハンドのコロッケ。

キターーーーー!♡!

大喜びの仮名子。

これ完売したんじゃなかったの!?

勝代は澄まして答えます。

完売って言ったって店主の家族の分ぐらい取ってあるもんでしょ

やっぱりあったじゃない

仮名子と同じことを言う勝代です。

やっぱりこの二人。

似てる。

一同、同じように思うのでした。

翌日、伊賀は勝代に連れられて赤レンガ倉庫へ観光に。

もちろん法事はありません。

はしゃぐ勝代をよそに、伊賀は店にいる山縣と失くなった傘の行方について電話しています。

山縣曰く、残された傘はブランド物ではあるが、穴があいているボロ傘であるとのこと。

こんな穴があいた傘を山田A様とC様が持っていたとは考えにくい」 山田Aと山田Bはリッチな客だったから、と言うのです。

その推理に、決めつけはできないが、と言いつつも、伊賀も一応賛成します。

確かにお酒をたくさん飲まれていましたし、傘の違いに気づかなかったのかもしれませんね

電話番号もわからないので、山田Bが再来店してくれることを待つばかりです。

伊賀の周りでは勝代がずっと構ってほしがってうろうろしていました。

お母さん、そろそろちゃんとお話を

お母さんさ、今日やることいっぱいあるのよ。ごま団子にラブタマンでしょ。それに何とか船にも乗らなきゃいけないし。それとね、明日の朝、お母さん、朝一番の新幹線で長崎帰んなきゃいけないのよ。婦人会のフラダンスのレッスンがあるの

自分の予定だけを早口でまくし立てる勝代に伊賀は口もはさめません。

もっと楽しみましょう! 最後の東京を!

やはり勝代は伊賀を連れ帰るつもりのようです。

お母さん、ここは横浜です

難の救いにもならないツッコミを入れる伊賀に、勝代は「あなた、楽しみ下手なのよ。お母さん、ついててあ・げ・る♪

と伊賀の話を聞いているようでいない勝代に、伊賀は(完全にデジャブだ)と大学受験上京時を思い出します。

お母さんもついてってあげるから」と言って、伊賀の受験票を持っててやる、と奪ってしまった勝代にさからえず、長崎から一緒に上京。 しかし受験生であるにもかかわらず、明日の観光の下見とばかりに伊賀を引っ張り回し、挙句、勝代は大いびきで熟睡。

伊賀は一睡もできずに受験の朝。

そしてさらには、受験票は勝代が行く予定のスカイツリーの入場券に化けており・・・。

伊賀の災難はまだまだ続きました。

そんな時に電車は人身事故。

やっと止めたタクシーは、歩道で具合が悪くなった人のために停車し、なぜか伊賀が病院へ付き添う羽目に。

結局、受験時間には間に合わず、それが原因で伊賀はそれ以来、電車と車が苦手になったとか。

一応人助けで受験できなかった息子に、勝代は

それで? 浪人する気?」と冷たく、そんなお金は出さないと言い切り、伊賀はそれを見越して一枚のビラを持って帰ってきていました。

レストランのスタッフ募集のチラシです。

東京のフランス料理屋さんで、一人前になるまで修業しようと思います

(母に振り回されてきた人生も、これで終わる)

と思って今まできたのに、それが甘かったとわかった伊賀でした。

さて、その頃ロワン・ディシーでは。

川合がテーブルクロスの掛け方がわからず、「何かおかしいなー。あっ。いつも伊賀くんの見てやってるからか~

ワインの発注中の山縣が「あれ? 伊賀くん、発注書どこに置いてるんだろう?

厨房から出てきた小澤が「ねえ伊賀くん~。今日の予約は、って、そっか、今日いないのか

もう、みんな伊賀くんに頼りすぎー!

堤に山田Bの似顔絵を描かせながら、仮名子が怒ります。

そして仮名子が、堤に描かせた山田Bの似顔絵を見ながら「どっかで見たことあるのよね、この顔」と思っていると、テレビに中華街にいる勝代と伊賀が映ります。

えっ、伊賀君!? 法事じゃ・・・?

スタッフ全員グルになって伊賀をする休みさせたと思いこんだ仮名子は、スタッフを集めって怒ります。

みんなで私をだまして伊賀君のずる休みに協力していたなんて

ひとりひとりをねめつけて、理由を求める仮名子に負け、山縣が、勝代が伊賀を長崎へ連れ帰ると言うのを伊賀が説得中であることを話します。

はあ???

怒らないでください、決してオーナーをだましたかったわけではないです。今も伊賀君がお母様を説得中でして

何を悠長なこと言ってるの? 伊賀君がいなくなったらみんな困るでしょ!? 伊賀君はこのロワン・ディシーにいるべきよね?

仮名子は、「伊賀くんを取り返してくる!」と店を飛び出しました。

一件落着

そして、さっきテレビで見た中華街の店先へ。

しかし勝代と伊賀がじっとしているわけはありません。

探している仮名子は一枚のポスターに目を留めます。

ワインでお寿司。シャンパンで天ぷら

食べ放題か何かのポスター、仮名子はそこへ行こうと決めます。

一方の勝代は、伊賀に向かって文句を言っていました。

ちょっとー! 何で大型客船じゃなくて屋形船なのよ

乗るの、やめますか?」と伊賀が言うのへ、勝代は「やめないわよ」と即答。

そこへ。

ちょっと! 何で大型客船じゃなくて屋形船なのよ!

勝代とそっくり同じセリフの主は仮名子でした。

ちゃっかり列の先頭の伊賀たちと一緒に屋形船に乗り込む仮名子。

(船から下りるまでの2時間あまり、この人達と顔を合わせ続けなければならないなんて何も喉を通らない)

そんな伊賀の苦悩をよそに、似た者同士の仮名子と勝代は、屋形船で料理を満喫しています。

やっとおなかが落ち着いたわ~

そういうところは意見が一致するようですが、それ以外は喧々囂々。

一体何を考えてるんですか?

あなたこそ、親子水入らずをぶち壊して

急に実家に帰るなんて言われても困ります。いくら母親だって横暴です

横暴? 私にはその権利があるの

一体、何の権利ですか?

観を使える男にしたのはこの私だもの

そもそも、何で息子さんを急に連れ戻しに?

決まってるじゃない。不便だからよ

観がいてくれたら、電球の交換やお使いまで行ってくれるし、あの便利な生活が恋しくなったの。

しかし、仮名子も負けていられません。

私だって伊賀君がいなくなったら不便です

言い返す仮名子に、勝代は同じ言葉を繰り返します。

何度言ったら分かるの? 観をここまで使える男にしたのはこの私よ?

使えるって? 伊賀君のせいで大事なお客様の傘がなくなったっていうのに?

傘がなくなったのは、恐らく、仮名子が床で滑って傘立てを倒し、間違った札を付け直してしまったから、と主張する伊賀ですが、仮名子は伊賀に責任を取って傘を取り戻すまでは店を辞めさせられない、と言います。

話が煮詰まったところで、ぽつりとつぶやきが聞こえました。

いい景色だなあ

伊賀の隣でのどかにそう男性(鶴見辰吾)が言いました。

オーナーさんの言うことも一理あるね

お父さん・・・

お父さん!? 伊賀くんの!?

実は昨日、ロワン・ディシーからずっと一緒にいたのですが、勝代のそばでは、恐らくほとんど誰の目にも留まっていなかったでしょう。

父は存在感を消すことが特技でして

そんな父・静は「とりあえず話は傘が見つかってからにしたら? 天ぷらも揚がってくることだし」と穏やかにその場を納めました。

ロワン・ディシーに両親ともども帰った伊賀と仮名子。

ろうそくに火を灯し、仮名子と勝代が変に儀式めいたことをしています。

その山田っていう人の生き霊を呼び出すの」と勝代。

悔しいけどいいアイデアね」と仮名子。

スタッフたちは「まったく理解できない会話ですね」とコソコソ。

思考回路の似ている仮名子と勝代を遠巻きに見ています。

あの、生き霊、とは?」と伊賀が言うと、父の静が「たぶん、みんなで山田さんのことを思い出して推理するってことだと思うよ」と大幅な通訳をしてくれます。

なるほど、と納得した一同、勝代の誘導でいろいろ思い出していきます。

その山田って人はどこの席に座っていたの?

3番テーブルに、僕と川合君がエビとホタテのマリネ、カブとビーツのムース添えをお出しして・・・

お連れ様は女性がお二人だったような

そうだ! 娘さん二人に怒られていたな

そうだ。お客様の名前は”エビゾー”

いや、『パパってエビ好きだよね。山田エビゾーって名前にすればよかったのに』と言われたんだった

そんなことを思い出していきます。

もっとほかには?と突かれ、

最近スマホをお風呂に落としたって。

そこで電話番号が消えたから教えろと娘に言っていたと思い出します。

その番号、思い出しなさいよ!

さすがに1回聞いただけですし

片方の娘にだけ電話番号を聞いていたのは、どうやらもうひとりの娘の番号が語呂合わせで覚えやすい番号だったからだそうな。

忘れないほどの強烈な語呂合わせの番号、とは果たして?

何か、最後は救われるような語呂合わせだったような・・・

さんざんな目にあったけど、大きな仕事を頑張ったね~的な。

一同、考えます。

さんざん・・・。

3 3・・・

電話帳を持ってこさせた仮名子が、ぶつぶつと口の中で何か言い始めます。

謎はすべて解けた! 傘を間違えて持ち帰った山田Bの娘の電話番号は、33○○○・・・よ! じっちゃんの名にかけて

仮名子の思い付きに、ダメモトで電話を掛けようとしていたところへ、なんと。

やあ。この前来た時に傘を間違っちゃってね

と現れたのは山田B。

これは別れた妻からもらった思い出の物でね

残っていた傘と、間違って持ち帰った傘を交換し、山田Bが言いました。

お返しできてよかったです

そのとき仮名子が、「もしかして、山田監督!?

よう」と山田Bもといやまだ監督が仮名子に気楽に挨拶します。

やっだー! 山田泰三監督じゃない!

やっと会えたな、黒須

どうやら、山田Bとはカンヌで賞を獲った映画監督・山田泰三だったようで、一同びっくり。

お友達もエッセイストでしたよね

でた~。オーナーの謎コネクション!

昔、お水の花道、きわめていたとか?

いや。ならもっと気配りや接客はできるでしょう

そんな謎は置いておいて。

さてと。傘は取り戻したことだし、責任は果たしましたよね?

約束どおり、観は長崎へ連れて帰ります、と言う勝代。

傘が戻ってきたとはいえ、責任を果たしたと言えるんでしょうか?」と仮名子は食い下がります。

山田監督は自分の意志で傘を持ってきた、息子さんは、特に何の役にも立ってませんでしたよね? これは責任を果たしていないということでは?

あなた、約束破る気?

ええ。いくらでも破るわ。大事な従業員を守るためならね

反論ができずにいる勝代。

すみませーん。シャンペンを。ボトルでお願いできますか

静が山縣に声を掛けます。

どなってばかりで喉も渇いたでしょう。よかったらオーナーも、ぜひ

そして、問題の息子の形見という傘は、無事持ち主の手に帰ります。

本当にありがとうございました。オーナーはどちらに? お礼を申し上げたいわ

しかし、仮名子は勝代と静と盛り上がり中です。

酔っ払っちゃった~、と上機嫌の勝代に、「今日は話せる状態じゃなさそうだね」と静。

明日は早いよ~。フラダンスのレッスンもあるし。観を長崎に帰すかという話し合いはまた今度にするのはどうかな?

巧みな静の誘導に、勝代はあっさり首を縦に振ります。

つまり、どういうこと?

伊賀君が店に残れるってことだよ

キター!

大喜びのスタッフたち。

今週は旅行の準備やらでバタバタして虫の居所が悪かっただけですから」と山縣に説明する静。

ハワイに行けば、お前を連れ戻す話はスポーンと忘れるさ

にっこりそう言う静に伊賀は、(話を先延ばしにする、それが母をかわす唯一の方法。そしてそれは父にしかできない)としんみり。

ご機嫌にフラダンスを踊り始める勝代と仮名子に、「お店でフラダンスは」と止めに入ろうとする伊賀ですが、堤が「伊賀くん、今日は目をつぶろう」と言います。

「命をかけてでも、絶体、フルネームと電話番号を聞く」

川合は玄関の受付カウンターに改めてメモを貼ります。

仮名子は自分のバッグの中からリザーブ札を出してきてテーブルに置き、「ここのお店があるかぎり、この席は私の席だから」と言います。 札には『永久RESERVED』と。

そして酔いつぶれた勝代をタクシーに乗せ、「安心しなさい。お前もいつか、この先延ばしの術が使えるようになるさ」と静が言います。

まったく使えるようになりたくありません

そう言うなって。お前の名前は静観の観。成り行きを静かに見守ることも大切ってことで

静観の観。

伊賀はふと考えます。

お父さんの静という名前の由来もそこから来ているんですね

にこやかに首肯して、いい仕事を選んだね、いい笑顔だ、と伊賀に伝える静。

そういえば、オーナーさんの仕事はレストランの経営だけ?

オーナーの素性についてはあまり知らなくて

静がぽつりと言います。

彼女、相当高価な物を身につけてたよね。たぶん、いい値段するんじゃないかな。

父の言葉に考え考え、ロワン・ディシーの外観を眺める伊賀でした。 伊賀は気づきませんが、その背後にふたりの男の影。

ここが黒須仮名子の店・・・

謎の人脈、全身にまとった高級品。

オーナーって一体、何者なんだ?

『Heaven?~ご苦楽レストラン~』【第3話】の感想および考察

佐々木倫子さんの原作の醍醐味のひとつは、「くすっと笑う」だと思います。

フライドハンド・・・お手上げ?

あげた手!

大したやりとりではないのですが、まるで電車の中で、どこかの学生ふたりが交わしている他愛ないジョークをこみみに挟んだときのような、気軽な笑い。そんな可笑しみが佐々木原作の人気のひとつなのではないかと。

ただ、そんなくすっと笑える川合の妙や、ものすごくストレートなコケる演出(オチにがくっと崩れるキャストたちの演出とか)、ちょこちょこ入る小ネタなどいろいろ見ていて楽しいのですが、古いかも、と思うこともあり、それがものすごーく誰でも知っていることなら良いのですが、「ある年代でなら知っている」ようなネタだと、観ていてもちょっと不安になります。

たとえば、今回、恐らく出典『金田一少年の事件簿』の決め台詞「なぞはすべて解けた」「じっちゃんの名にかけて」を仮名子が言ったのくらいはわりとわかりやすかったかもしれませんが、受験のためにタクシーを飛ばしている途中で、歩道で倒れた人を介抱するタクシー運転手の「誰か、助けてくださいーーーー!」。

これは恐らく、『世界の中心で愛を叫ぶ』のパロディかな、と思えます。これを知っているのは視聴者の何割でしょうか。

今話の最後のほうで、仮名子の正体を店のスタッフたちがわやわやと噂しているときに「お水の花道を極めたとか」なんとか言うところで、勝代役の財前さんがちらと反応する(注:1999年放映の『お水の花道』というドラマで財前さんは主役のベテランホステスを演じた)とか、わかる人はいるんだろうかと思ってしまったこと、それから、福士蒼汰ファンならわかったかもしれないライダーフォーゼの「きたー!」は年代によっては某目薬のCMギャグと思われても仕方がないのかも、と思う始末。

スタッフの「遊び」は、わかる人には楽しい、それはいいことなのですが、「遊び」とわからないものは入れるだけ尺(時間)がもったいない気がします。

安易にパロディやジョークを放り込むなら、普通に演出して視聴者を楽しませるべきかな、なんて思うわけです。

その点、「生首」というあまりありがたくない名称をつけられてしまっている、本作品の大きな演出方法のひとつ、「心の声」の見せ方・聞かせ方ですが、これは、漫画のモノローグをテレビ画面で見せるのにはとても良い演出だと思うことは以前にも述べました。

これは同じ佐々木作品を原作とする『動物のお医者さん』で主人公の家で飼われる動物たちの心境を、動物の鳴き声を聞かせつつ、人間の役者あるいは声優が声をあて、人間の登場人物たちの行動にツッコミを入れるという演出をうまく取り入れているように思います。

本来、役者であれば、「言葉で普通に言うセリフ」「心に思うつぶやき」「決して漏らせないけどちょっと心で思ってしまうこと」などを、本来のセリフとしていずれも声に出しながら、それぞれのセリフのニュアンスをすべて演じ分けるのが仕事でしょう。

あるいはそれはそっくりそのまま演出の仕事でもあるわけです。

それを敢えて、動物の心の声を人間があてたり、登場人物の心の声をエコーをかけたりしてモノローグっぽく加工するだけでなく、明らかに口に出せない言葉としてCGで登場人物の顔を出現させてそれに言わせるなどの手法を使うのですから、視聴者には、それが実際に目に映る以上に、そうする面白味を喜ばせる演出がないと、多用してしまうと、観ている側は安易な演出として陳腐に見てしまいかねません。

ここからストーリーは、まずは仮名子の正体、そしてこのハチャメチャなレストランがどうなっていくのか、そして、第1話に出てきたままの謎、第1話冒頭の謎の老紳士は誰なのか(ネット上ではこれもすでに原作からのネタバレとして明らかにされている記事も多いですが)、そして、ただ思いつくままに行動しているかのような仮名子がこのレストランを作った真意は果たして存在するのか、といった、ストーリーの幹となる部分を明らかにしていく流れです。

しかし、ここまでの3話、それら謎はさほど謎めいた扱いにはなっておらず、むしろ、レストランスタッフたちのかる~いスラップスティック的なところで面白味を見せてきています。

ということは、謎があってもなくても成立するストーリー、「面白さの妙」の演出はもう少し作り込んでほしいなあ、というのが今回思ったことでした。

『Heaven?~ご苦楽レストラン~』【第3話】の視聴率は?

『Heaven?~ご苦楽レストラン~』【第3話】の視聴率は8.7%でした!

  • 第1話:10.8%
  • 第2話:9.2%
  • 第3話:8.7%

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