【ドラマ】『大草原の小さな家 シリーズ1』【第5話】『エドワーズおじさんがやってきた Mr. Edwards’ Homecoming』のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!


 


 

『大草原の小さな家』のあらすじ

カリフォルニアで金鉱が発見されてゴールドラッシュが起き、アメリカに住む人々は、西へ西へと夢を求めて幌馬車で移動していった時代に、『インガルス一家』もまた、家族と家財道具と夢を幌馬車に詰め込んで自分たちの土地を求めて旅をしました。

(『大草原の小さな家』シリーズと放映の詳細については『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】のネタバレストーリー&感想まとめ!をご参照ください。






『大草原の小さな家 シリーズ1』の役と日本語吹替の声のキャスト

インガルス一家

  • 父 チャールズ:マイケル・ランドン (声:森川智之)
  • 母 キャロライン:カレン・グラッスル(声:小林さやか)
  • 長女 メアリー:メリッサ・スー・アンダーソン(声:清水理沙)
  • 次女 ローラ:メリッサ・ギルバート(声:宇山玲加)
  • 三女 キャリー:リンゼイ/シドニー・グリーンブッシュ(声:佐藤美由希)

他キャスト

  • ハンソン:カール・スウェンソン(声:塾一久)
  • オルデン牧師:ダブス・グリア(声:浦山迅)
  • アイゼア・エドワーズ:ヴィクター・フレンチ(声:高木渉)
  • グレース・スナイダー:ボニー・バートレット(声:よのひかり)

    『大草原の小さな家 シリーズ1』【第5話】のストーリー(ネタバレあり)

    『大草原の小さな家 シリーズ1』【第5話】のストーリーを見ていきましょう!
    今回はストーリーを

    • 友との再会
    • エドワーズとグレース
    • 教会へ

    の3部に分けてお話していきます。
    ではどうぞ!




    友との再会

    チャールズは仕事でマンケートという町まで遠出してきています。
     
    買い物の書類が整うまで、家族へのお土産を見繕おうかと町をぶらぶらしていると、酒場で大騒ぎが起きていました。
     
    「かかってこい!」とどうやら、酔っ払いが暴れているようです。
     
    「どうした? 誰でもかかってこないか」
     
    大勢に取り囲まれてひとりで息巻いている男に、人の輪の外からチャールズが近づいていきます。
     
    「エドワーズ?」
     
    カンザスで別れたエドワーズです。
     
    周囲にいた人がやめておけ、と止めますが、チャールズはエドワーズの傍まで行きました。
     
    殴り掛かろうとしたエドワーズに、チャールズは「インガルスだ、エドワーズ」と呼びかけます。
     
    チャールズを思い出したエドワーズは、チャールズに酒場の外へ連れ出され、川に頭を突っ込まれて酔いを醒まされました。
     
    そして、チャールズがプラムクリークに落ち着いたことを話し、エドワーズに家へ来るように勧めます。
     
    ウォルナットグローブまでチャールズの馬車の荷台で寝てきたエドワーズ。
     
    チャールズが荷物を下ろしている間に、エドワーズは、すれ違った女性、グレース・スナイダーにうっかり唾を吐きかけてしまいました。
     
    「まあ、あきれた」
     
    謝りもしないエドワーズに怒って、グレースはとっとと歩いて行ってしまいます。
     
    プラムクリークのインガルス家では、ローラが扁桃炎で寝込んでいました。
     
    飼い犬のジャックがチャールズの帰宅を告げます。
     
    ローラのベッドのそばから父を迎えに飛び出したメアリーがエドワーズの姿を見つけて抱きつきます。
     
    キャロラインもキャリーを抱いて出迎えました。
     
    そうっとエドワーズを家の中に招き入れ、チャールズは屋根裏の子ども部屋へ連れて行きます。
     
    「お土産がある。あっちを見てごらん」
     
    また会えると思わなかった、と言ってベッドの上でローラに抱きつかれ、エドワーズも喜びます。
     
    が、抱きついてきたローラの身体が熱で熱くなっていることに気づいたエドワーズは、急に声を荒げて、「何をしているんだ。早く医者を呼んだらどうなんだ!」と怒鳴ります。
     
    「医者ならもう見せた。大丈夫。すぐに良くなるって」
     
    チャールズが、エドワーズの豹変に驚きながらも落ち着いて答えました。
     
    「良くなるまでここにいる?」
     
    ローラの問いかけに、エドワーズは居ると約束しました。
     
    チャールズはエドワーズを馬小屋の二階に案内します。
     
    「洒落た宿とは言えないが、ここのほうが気が楽だろう? 干し草も新しい」
     
    インガルス家には客間がないので、ここに寝てもらうしかありません。
     
    「夕食までゆっくりしていて」というチャールズをエドワーズが呼び止めました。
     
    「さっきは怒鳴ったりしてすまなかった」
     
    「ローラのことが心配だったんだろう?」
     
    「それだけじゃないんだ。ちゃんと話すよ」
     
    エドワーズには妻とアリスという娘がいました。
     
    ローラに似ていたと言います。
     
    ですが、天然痘にかかって亡くなってしまったのでした。
     
    そのころ、森の中の一軒家に住んでいたため、医者にすぐにかかることもできず、そしてエドワーズは自分が天然痘を外から持ち込んで、それを妻やアリスに移したせいだと言いました。
     
    エドワーズひとりが助かったこと、森の中で暮らしていたこと、エドワーズは今もそれを悔やんでいるのです。
     
    ローラが病気なのを見て、とっても心配になったのでした。
     
    シチューのお皿にパンをこすりつけて「やっぱり奥さんの料理はおいしい」とエドワーズはシチューをおかわりします。
     
    キャロラインからもメアリーからも、ずっとここにいれば、と言われます。
     
    プラムクリークに落ち着いたらどうか、と。
     
    エドワーズは、以前にチャールズたちと「お隣さん」だったカンザスでも腰を落ち着けず、妻とアリスを失くしたあとは、放浪の旅をしているのでした。
     
    「でも、男が腰を落ち着けるには、家と仕事がなけりゃな」
     
    「家はここ、仕事もある」
     
    チャールズは製材所を紹介すると言いました。
     
    「お願いエドワーズさん、いかないで」
     
    屋根裏から顔を出したローラがいうと、小さなキャリーも口真似して「いかないで」と言います。
     
    「断れないな」
     
    チャールズが面白そうに言うと、エドワーズも観念して、「ローラが今すぐにベッドに戻るなら、行かない」と言いました。
     
    「わが家へようこそ」
     
    チャールズとエドワーズは乾杯しました。
     
    その夜。
     
    「スナイダーさんはどう?」
     
    キャロラインが寝床でチャールズにそんな話を持ち掛けます。
     
    「ご主人を失くしているの。エドワーズさんにちょうどいい」
     
    「女ってのはすぐ人をくっつけたがる」
     
    チャールズは、スナイダーさんとエドワーズは正反対だと言います。
    「違うから魅かれるんだわ」
     
    キューピッドになる気満々なキャロラインです。




    エドワーズとグレース

    ハンソンは大喜びでエドワーズを受け入れました。
     
    早速その日からエドワーズは働き始めます。
     
    水車の下にぷかぷかと酒瓶が浮いているのをエドワーズが見つけます。
     
    エドワーズはひらめいて、その瓶を拾い、水を詰めました。
     
    これで、川から一々手で掬って飲まなくても済みます。
     
    その日エドワーズが仕事からプラムクリークの家へ帰ると、ローラが駆けだしてきました。
     
    ドクターからお許しが出たのです。
     
    「おみやげだ。目をつむって」
     
    ローラを抱き上げて、包みを取り出すエドワーズ。
     
    「レモンバーベナだわ。大好きなの」
     
    ビードル先生に聞いた、とエドワーズは言いました。
     
    町の製材所で働いているので、先生とも会ったようです。
     
    エドワーズも加わって、ローラの病気も治り、インガルス家は一層楽しい毎日になりました。
     
    ある朝、キャロラインは、仕事に行くエドワーズに郵便局で郵便を取ってきてくれるよう頼みます。
     
    「私たちがもらってくるのに」
     
    メアリーとローラはキャロラインに文句を言います。
     
    「馬車が遅れることがあってね。この子たちが帰った後になると受け取れないから」
     
    そんな言い訳を作って、キャロラインはエドワーズを郵便局へ行かせたがりました。
     
    なぜなら、郵便局には、エドワーズと会わせたいグレース・スナイダーが働いているからです。
     
    「インガルスに郵便は着いているか?」
     
    郵便局でエドワーズはキャロラインに言われた通り、郵便が来ていないか確認しました。
     
    しかし、窓口の女性はすげなく、「いつもお嬢さんが来るのに、ご病気? あなた、ご家族?」と言って郵便を渡してくれません。
     
    窓口の女性、グレースとは、エドワーズが唾を吐きかけた女性だったのです。
     
    「今日は何も届いていないわ。それに、インガルスさんの委任状がないと、あなたには手紙はお渡しできません」
     
    あまりにも愛想のないグレースに、エドワーズのほうもあっさり背を向けて郵便局を後にしました。
     
    そんなエドワーズを訝しく思いながらグレースが郵便局の窓から見ていると、となりの製材所の木材のところにおいてあった例の瓶を手にとり、ごくごくと中身を呑むところが見えました。
     
    グレースは呆れてしまいます。
     
    どうやら、エドワーズがお酒を飲んでいると誤解したようです。
     
    そのあと、休憩時間に外へ出たグレースは、製材所に置いてあるエドワーズの瓶に近づきます。
     
    蓋を取って中の液体のにおいを嗅いでみました。
     
    背後では製材所の建物から出てきたエドワーズがこっそりグレースの様子をうかがっていました。
     
    においを嗅いでもよくわからなかったグレースは少し指につけて舐めてみます。
     
    「コップを貸そうか?」
     
    エドワーズがとうとう声をかけました。
     
    「エドワーズさん! 私、あなたに謝らないと」
     
    「はっはあ。俺が酒飲みだと思ったってんなら、それはあながち間違っちゃいないぞ」
     
    「私、お酒だと思って」
     
    中身が水であることがわかり、グレースは素直に謝ります。
     
    普通なら酒を入れる瓶ですから、間違うのも当然、とエドワーズはあっさりとグレースを許します。
     
    「インガルスの郵便を渡せないのも当たり前だな」
     
    「ごめんなさい」
     
    エドワーズは瓶の栓を抜いて、「一杯どうだ?」と勧めます。
     
    グレースもあっけらかんと笑って「いただくわ」と瓶からお水を口のみするのでした。
     
    「じゃあ、そろそろ仕事に戻らないと」と郵便局へ帰っていくグレース。
     
    瓶から口のみするところを見ていたハンソンが「驚いた。あの人が『呑む』なんて」と言います。
     
    「人は見かけによらねえって言うからなあ」
     
    ハンソンも瓶の中身は酒だと思っているようで、エドワーズはおどけて、誤解を解かずにとぼけた返事をするのでした。
     
    エドワーズが歌を歌いながらプラムクリークに帰宅してきました。
     
    「手紙はない」
     
    と歌いながらキャロラインに報告します。
     
    キャロラインとチャールズは、エドワーズがグレースとうまくいきそうな雰囲気を感じたのでした。
     
    次の日曜日、偶然にも、教会では牧師が飲酒のことを諫める説教をします。
     
    一番後ろに一人で座っているグレースを、ハンソンがちらちらと横目で意味ありげに見ます。
     
    教会の後、キャロラインはグレースを夕食に誘いました。
     
    残念ながら今日は行けない、というグレースに「エドワーズさんも残念がるわ」とダメ押しをしてみますが、やはりグレースの返事は行けない、の一言でした。
     
    インガルス一家とエドワーズの夕食。
     
    「お客さんは来ないのか?」
     
    エドワーズの言葉に、「都合が悪くて」とキャロラインが申し訳なさそうに言います。
     
    チャールズが子どもたちに日曜学校はどうだったか、と訊ねました。
     
    「スーザンがフレディに手紙を渡したらアマンダがやきもち焼いちゃったの」
     
    メアリーが面白そうに話します。
     
    「神さまのお話は?」
     
    「アマンダはフレディと話さないのよ」
     
    チャールズが戒めているのも気にせずローラはメアリーの話を引き取って続きを話したがります。
     
    「なのに、手紙を見たら急にべたべたし始めて」
     
    アマンダがスーザンへのやきもちでフレディと仲良さげに振舞う様をローラが言うと、エドワーズが「そうなのか?」といたく感心します。
     
    「面白い話だけど、日曜学校は何を学ぶところかな?」
     
    チャールズに再度諫められてしまいました。
     
    エドワーズは何か真剣に考えています。
     
    そして、エドワーズはローラに手紙を一通書いてほしいと頼みました。
     
    自分宛ての手紙です。
     
    「本当に自分に手紙を出すの?」
     
    友達っていうのは頼まれたら黙ってやってくれること、それと秘密にすること、エドワーズはそんな自分に都合の良いことを言ってローラを言いくるめます。
     
    そしてレモンバーベナのにおいを手紙につけるように言いました。
     
    そうして書いてもらった手紙を持って、エドワーズは郵便馬車が通る道までやってきました。
     
    馬車を止めると、切手代と一緒に手紙を渡し、マンケートからこの手紙を出してほしい、と頼みます。
     
    宛先の住所を見た郵便屋が、「すぐそこなのに切手がもったいない」と言いますが、エドワーズは必ずマンケートから出してくれるよう頼みました。
     
    ぽかんとした郵便屋は、ともかく受け取っていきました。
     
    数日後、郵便局にエドワーズ宛てのあの郵便が届きます。
     
    「インガルスの郵便は届いているか?」
     
    エドワーズは知らぬ顔でグレースに訊ねます。
     
    「今日はないけど、あなた宛てのが一通届いていたと思うわ」
     
    グレースから受け取って、エドワーズはそれを見せつけるように、郵便局の窓口の傍で読み始めました。
     
    実は中身は真っ白です。
     
    楽しそうに手紙を読むエドワーズを見て、グレースは面白くありません。
     
    なにせ手紙はレモンバーベナの香りがしました。
     
    きっと女性からだと見当をつけたのでしょう。
     
    そのあとで、製材所の横を通りかかるグレースに「一杯どうかね?」と水の入った瓶を振りかざします。
     
    「せっかくだからいただくわ」とグレースが寄ってきて水を飲みました。
     
    「仕事はおしまい?」
     
    「ああ。夕食は川カマスだから遅れるな、と言われてるんだ」
     
    「うらやましいわ。川カマス、大好物なの」
     
    そう言ったグレースに、エドワーズは的を得たりと「キャロラインがここにいたら、『うちに来なきゃ』って言うにきまってる」と言って夕食に誘いました。
     
    誘わなければキャロラインに叱られる、と言い、エドワーズが熱心に誘うのへ、グレースはようやく首を縦に振りました。
     
    そのころ、インガルス家では、キャロラインとチャールズが、グレースはエドワーズが好みではないのだろうか、などと言っているところでした。
     
    そこへエドワーズが、当のグレースを連れて帰ってきます。
     
    「なるようになったわね」
     
    キャロラインは得意げにチャールズに言いました。
     
    楽しい夜でした。食事のあとは外でチャールズがバイオリンを弾き、キャロラインとグレースの手を取ってエドワーズが踊りました。
     
    そしてエドワーズがウォルナットグローブの町までグレースを送ってきて、ふたりは互いに礼を言い合います。
     
    「この町に住もうと考えたときはさぞ、マンケートと迷ったでしょうに」とグレースが言いました。
     
    「なんでマンケート?」とエドワーズがグレースに訊くと、グレースは「親しい人もいるでしょうから」と口ごもって応えます。
     
    例の手紙はマンケートの消印でしたから。
     
    「親しい人なら、ここにいる」
     
    エドワーズはグレースを見つめてそう言いました。
     
    そして、明日、釣りに行こう、と誘いました。
     
    歌いながら帰るエドワーズをグレースは笑顔で見送るのでした。




    教会へ

    釣りにはローラも一緒に来て3人で岩陰で釣り糸を垂らしていましたが、グレースは釣りが初めてで全くうまくいきません。
     
    魚が食いついたのに逃げられ、ローラがグレースの釣り針にミミズをつけてあげます。
     
    「いいにおいね」
     
    「レモンバーベナよ。すごくよく匂うの」とグレースに応え、そしてエドワーズには「封筒につけたの。覚えてる? 郵便が家まで来てもずっと匂っていた」と言いました。
     
    慌てたエドワーズは、ローラにミミズをもう少し探してくるよう言いつけて追っ払います。
     
    グレースはいつかのエドワーズ宛ての手紙について訊ねます。
     
    「あの手紙はどこから来たの?」
     
    「いや、あの、その、アマンダのようなことになるかと思って」
     
    「アマンダ?」
     
    「日曜学校のローラの友達で。やきもちを焼いて・・・好きな男の子が別の子に手紙をもらって、自分も好きだと気づいたらしい」
     
    からくりを素直に白状したエドワーズに、グレースは「だから自分で自分に手紙を?」と地自分にやきもちを焼かせたかったエドワーズの意図を理解しました。
     
    「気を悪くしたろうな」
     
    「そんな、とんでもない。ちっとも」
     
    エドワーズはグレースの家で夕食をごちそうになるまでに、二人は仲よくなりました。
     
    「来週また釣りに行こうか」
     
    「いつ?」
     
    「日曜日の朝」
     
    「教会の後?」
     
    「朝早く行った方が魚の食いつきがいい」
     
    「日曜は教会の日でしょ」
     
    「まあ、そうだな。じゃあ、教会のあとで」
     
    「一緒に教会へ行かない?」
     
    グレースは当然の誘いをかけました。
     
    ですがエドワーズは断ります。
     
    「いや、やめとく」
     
    信じてない、とエドワーズは言いにくそうに言います。
     
    「神様の存在を?」
     
    「前は信じてたがね」
     
    グレースは信じられない、という顔で「嘘でしょう?」ともう一度訊きますが、エドワーズは撤回しません。
     
    「そのう。それでどうするかね。日曜の釣り」
     
    「・・・行けないわ」
     
    エドワーズはすっかり悟って、席を立って帰ろうとします。
     
    それでも一度だけ振り返って、グレースに言ってみます。
     
    「折り合いはつかないかな。この2週間、一緒にいて、とっても楽しかった。あんたも同じかと思ってたよ。教会へ行こうが行くまいが、俺って人間に変わりはない」
     
    「・・・私もよ」
     
    グレースは背を向けたままそういうだけでした。
     
    翌日、町へ来たキャロラインはグレースに声をかけますが、グレースは硬い表情しか見せません。
     
    「また、いらしてちょうだい」
     
    「行けないわ」
     
    すっかり2人が上手くいくと思っていたキャロラインには、何がなんだかわかりませんでした。
     
    そしてエドワーズも夕食でも元気がなく、馬小屋の二階の灯りを見ながらキャロラインは心配をチャールズに話します。
     
    「スナイダーさんと何かあったのかしら」
     
    キャロラインは自分が始めたおせっかいだから、とエドワーズに話しを聞きに馬小屋へ行きます。
     
    すると、エドワーズはかばんに荷物を詰め込んでいました。
     
    「出ていくの? ここが嫌になったの?」
     
    「いやあ。ここの家族は最高だよ。でも、ウォルナットグローブには酒場がない」
     
    それにひとところに落ち着く柄じゃない、とエドワーズは言います。
     
    「グレースに会ったわ」
     
    キャロラインがそう言うと、エドワーズは語り始めました。
     
    あの人が心底好きだったよ。でも違い過ぎるってことがわかった。
     
    無理して合わせても互いに不幸だ。向こうは信心深い。オレは違う。それだけだ。
     
    神さまはいるかもしれないが、神さまも俺も、お互い忙しくて構ってられない。
     
    信じるのは自分だけだ。そんなの、あの人は認めない。
     
    「・・・神さまはいるわ」
     
    「だったら教えてくれないか。どうして神さまは女房と娘を死なせた?」
     
    キャロラインは目を伏せて何も言えませんでした。
     
    「明日、みんなが教会から戻る前には消えているよ」
     
    また荷造りに手を動かし始めたエドワーズに、キャロラインが怒りを込めた声で言いました。
     
    「あなたがしていることはね、神さまを恨むのと同じ。過去にこだわって、それを続けるなら、いつまで経っても前に進めないわ。ご家族には気の毒だったけど」
     
    エドワーズは何も言いませんでした。
     
    キャロラインは「さようなら」と言って、馬小屋の梯子を下りていきました。
     
    エドワーズは、いつも元気よく歌う歌を、静かに口ずさみます。
     
    次の日、教会で皆が讃美歌を歌っているとき、そっと扉を開けてエドワーズが協会に入ってきました。
     
    そして、最後列のグレースの肩にそっと手を置き、隣に座ります。
    嬉しそうなグレース。
     
    気づいたチャールズがキャロラインをつつきます。
     
    エドワーズも讃美歌を歌い出しました。




    『大草原の小さな家 シリーズ1』【第5話】の感想および考察

    チャールズの生涯を通しての親友となるエドワーズが、カンザスからミネソタへやってきました。
     
    どうやら、カンザスにいたのは、偶然、放浪の旅の途中でインガルス一家のお隣さんになったということだったようですね。
     
    早速、お嫁さん候補も見つかりますが、このエドワーズ、本当にこれから先、インガルス一家にも尽くしてくれる大親友となっていきます。
     
    面白いことに、チャールズの声を当てている森川智之さんと、エドワーズの声を当てている高木渉さんは、実生活でも親友なのだとか。森川さんのブログやツイッターによく登場されます。
     
    今回出てきたマンケートという町ですが、マンケート大学という州南部では最大規模の大学があるということですが、調べてみるとこのマンケート大学、1868年設立だそうです。
     
    つまり、ローラたちがミネソタのウォルナットグローブに住んだあたりの年代ですね。
     
    今回、チャールズはいろいろな品物の買付に来ていたようですが、今後もこのマンケートという町はローラたちがウォルナットグローブで暮らす間、たびたび出てくることになります。
     
    ウォルナットグローブからは今なら国道14号線で一直線、車で1時間半の距離だそうです。
     
    ですが、この国道、アメリカの国道システムは1923年から始まっていますので、ローラたちの時代にはもちろんきちんと整備されていないわけで、さて、馬車だと何時間かかるのでしょうね。
     
    そして今回ストーリーの重要なキーは「神さま」。
     
    第2話でもチャールズが教会へ行く行かないでちょっと揉めていましたが、今回はエドワーズが「神を信じていない」だと言い切ってしまうことがエドワーズとグレースが上手くいかなくなるきっかけです。
     
    日本人は自分を無神論者だということに抵抗がない人が多いと言われますが、世界中でこういう民族は珍しいのです。
     
    それほど「宗教」というものは生活や人生といったものと密接に関係しているのですね。
     
    それだけに、それほどまでに密接に心が結ばれている神が、自分の妻や子どもを病気から救ってくれなかった、と思い込んでしまったときの絶望は、神さまへの強烈な反抗となってしまうのかもしれません。
     
    原語では、キャロラインは神を信じることができないと言ったエドワーズに「それは罰せられるべきことだ」と言っています。
     
    これは神という絶対的な存在を信じていないと返せない言葉かと思います。
     
    なかなかこれを日本語に訳して語らせるのは難しかっただろうな、と思います。

     


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