【ドラマ】『大草原の小さな家 シリーズ1』【第2話】「素晴らしい収穫 A harvest of friends」のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!
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『大草原の小さな家』のあらすじ
カリフォルニアで金鉱が発見されてゴールドラッシュが起き、アメリカに住む人々は、西へ西へと夢を求めて幌馬車で移動していった時代に、「インガルス一家」もまた、家族と家財道具と夢を幌馬車に詰め込んで自分たちの土地を求めて旅をしました。
(『大草原の小さな家』シリーズと放映の詳細については『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】のネタバレストーリー&感想まとめ!をご参照ください。
『大草原の小さな家 シリーズ1』の役と日本語吹替の声の新キャスト
インガルス一家
- 父 チャールズ:マイケル・ランドン (声:森川智之)
- 母 キャロライン:カレン・グラッスル(声:小林さやか)
- 長女 メアリー:メリッサ・スー・アンダーソン(声:清水理沙)
- 次女 ローラ:メリッサ・ギルバート(声:宇山玲加)
- 三女 キャリー:リンゼイ/シドニー・グリーンブッシュ(声:佐藤美由希)
オルソンの店
- 主人 ネルスン・オルソン:リチャード・ブル(声:岩崎ひろし)
- 夫人 キャサリン・マグレガー、(吹替:定岡小百合)
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- オルデン牧師:ダブス・グリア(声:浦山迅)
- ハンソン:カール・スウェンソン(声:塾一久)
- ベイカー医師:ケビン・ハーゲン(声:大塚芳忠)
- オニール:レイモン・ビエリ(声:石住昭彦)
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『大草原の小さな家 シリーズ1』【第2話】のストーリー(ネタバレあり)
『大草原の小さな家 シリーズ1』【第2話】のストーリーを見ていきましょう!
今回はストーリーを
- 私たちの「家」
- 次は畑
- 気難しい男
- 友だちができた日
の4部に分けてお話していきます。
ではどうぞ!
私たちの「家」
ローラたちインガルス一家は、カンザスまで移動して、家を建て、一冬をそこで暮らしましたが、春になって政府からの命令で立ち退きさせられました。
そしてたどりついたのがミネソタ州のウォルナットグローブというところでした。
結局、カンザスまで南下していたけれど、そこから北上し、出発点のウィスコンシンの隣の州、ミネソタに土地を見つけたのでした。
丘の上でチャールズとハンソンが話をしています。
ハンソンは町の製材所のオーナーです。
「わしがあんたなら一晩ゆっくり考えるぞ」
「ハンソンさん、もう決めたんだ。明日契約に行くよ」
製材所で働く代わりに、チャールズは家を建てるのに使う木材をもらうことをハンソンに約束してもらったのでした。
川で休憩を取っていた家族にチャールズが声を掛けます。
「馬車の荷物を降ろそう」
「ここにしたの?」
母さんのキャロラインの声が弾みます。
チャールズは強く頷いて「ここに家を建てる」と言いました。
チャールズが決めた場所は、ウォルナットグローブのプラムクリークという土手の近くです。
さっそく翌朝からチャールズはハンソンの製材所で働き始めます。
そして製材所から帰ってきたチャールズは、夕食を合間に掻きこみながら、陽が沈んで暗い中でも自分たちの家を造るのでした。
毎朝目覚めると、ローラたちは、少しずつ出来上がっていく家が見られます。
そして子供たちの屋根裏部屋付きの家ができあがりました。
窓には窓ガラスが嵌まっています。(当時は窓ガラスは贅沢品です)
小さなキャリーまでが子ども部屋へ上がろうとして、チャールズが慌てて抱き上げて屋根裏へ上がりました。
「我ながら言い出来だ」とチャールズは屋根裏部屋を自分で褒め、娘たちに部屋の居心地を聞きます。
「とってもいいわ」とメアリーがいうと、ローラがこんなことを言いました。
「私、いいことに気づいたの。『家』ってとってもいい言葉ね」
「・・・間違いなく素敵だね」
チャールズはローラの言葉に嬉しそうに頷きました。
「ついに手に入れた」
そう言って、3人の娘を抱き寄せるのでした。
次は畑
チャールズは農具と種が欲しくて、まず、町のオルソンの店に行きます。
「やあ、インガルスさん」
主人のネルソ・オルスンはチャールズの顔をすでに見知っていました。
そして気さくに「何のご用かな」と聞いてくれます。
「家の畑用に鋤と種が欲しいんだ」
だが、金がないから、最初の収穫で払えないかな、とチャールズは頼んでみます。
すると奥で掃除をしていたオルソン夫人が口を出してきました。
「確かに、昔馴染みの方にはツケでお売りしてるわ」
暗に新参者相手にはできない、というわけです。
挙句に、「ここにはたくさんの入植者が来て、夜逃げしていくものもいる」と言います。
チャールズはさすがに腹を立て、「夜逃げする気はこれっぽっちもありませんよ」と言ってすぐさま店を出ていきました。
「インガルスさん! 力を貸したいのはやまやまなんだ」
主人のオルソンの声を聴きながらチャールズは店のドアを閉めました。
次にチャールズはオニールの店へ行きます。
「良い鋤だろう?」
店主のオニールが声をかけてきます。
ですが、ここでも「金がない」というと、話にならないと追い払われかけます。
しかしチャールズは提案をしました。
「代わりにもっと役立つものがある。あの屋根を直す」
オニールの店の倉庫は屋根がめちゃくちゃに壊れて今にも崩れそうでした。
店を買い上げて商売を始めたのはいいが、もともとやわな造りだったのが、雪が積もってぺしゃりと落ちた、とオニールは話します。
そして、屋根の材料費はオニール持ちで鋤と種を売る代わりに、チャールズが屋根を修理し、まもなく入荷する小麦の袋を全部、倉庫の中へ運び込むという労働で支払うことになったのでした。
「ハンソンのとこで毎日働いてるんだろう?」
「大丈夫。こっちは午前、あっちは午後と分けてやる」
それでもオニールは期限を切ってやってほしい、と3週間で仕事を完了するという条件を出してきます。
チャールズはそれにも快く応じますが、今度はオニールは口約束は信用できないと担保をほしいと言ってききません。
「あんたはなかなかいい牡牛を持っているだろう? 約束通り仕事ができなかったら、牡牛を渡すって書類にサインをしてもらいたい。あんたを信じないとかそういうんじゃないんだ」
丈夫だと言われてこの店を買ったら屋根が落ちた、と痛い目にあったから、と言い訳をしながら、結局チャールズにサインをさせたのでした。
帰宅したチャールズは、オニールのところで午前中6時間、ハンソンのところで午後6時間働くだけだ、とキャロラインに言いますが、キャロラインはそれに往復の時間を加えたら1日15時間、それで畑仕事をした寝る暇もない、と怒ります。
しかしチャールズも言い出したら聞きません。
「たった3週間だ。僕ならやれる」
そう言ってキャロラインを説得するのでした。
翌日からさっそくチャールズは働きます。
家から町までは歩きです。
プラムクリークに住むと決まったときに、旅を共にしたポニー2頭を牡牛2頭と交換したので、インガルス家には馬がもういません。
歩いていく途中で、馬車が一台故障していました。
チャールズが声を掛けます。
「インガルスくん! 君のことは聞いてるよ」
馬車は医師のベイカーのものでした。
ホイールを覆う金属が外れてしまっているようです。
「直るよ。嵌めればいいだけだ」
修理代金を払うよ、というベイカー医師に、チャールズは代わりに町まで乗せてもらうのでした。
「働き者だと聞いているよ。製材所で働いて自宅を作り、オニールの倉庫まで直しているんだって?」
「もう知れ渡っているんだな」
ウォルナットグローブは小さな町だからな、とベイカー医師は笑いました。
「君みたいな人は大歓迎だ。いい一家だって噂だしな」
オニールの倉庫の屋根を修理し、正午の汽笛が鳴ったら、午後からは製材所です。
パンをかじりながら製材所にやってきて、それが昼食。
製材所で水を飲んでいると、ベイカー医師が鶏を持ってやってきました。
「治療代を鶏で払ってくる患者が多いんだ」
なんとか世話しているが、そのうち、鶏であふれかえってしまう、と言って、鶏をチャールズにもらってほしい、と言います。
今朝のお礼だ、と。
チャールズは恐縮してためらいますが、ハンソンが横から助け舟を出します。
「もらってやれって、インガルス。なんとか世話してるなんてうそっぱちだ。そのうち死なせちまう。そうしたら藪医者だとみんなにバレるだろう?」
そんなユーモアでチャールズが鶏を受け取りやすく口添えしてくれました。
チャールズはやっぱり、3週間が過ぎるのを一所懸命働きながら、指折り数えて待っているのでした。
気難しい男
週末はオニールの店も製材所もお休み。
みんな教会へ行く日です。
しかし子どもたちが準備ができるころ、チャールズは着替えたまま横になって眠りこけてしまい、キャロラインは働き過ぎのチャールズをかわいそうに思って、そのまま寝かせてやるのでした。
教会では牧師さんが教会へ来ない人たちへの嘆きをお説教します。
特に所帯持ちの男性たちの顔が見えない、と言われ、チャールズを家に置いてきたキャロラインやメアリー、ローラは恥ずかしく思ってしまうのでした。
「日曜学校より礼拝の方が好きだけど、今日は違った」
ローラが帰り道、キャロラインに言います。
「オルデン牧師のお説教でしょ? 『教会に来ない人は罪びとで裁かれる』って」
「あれは教会に全然来ない人のことよ」
キャロラインが子どもたちに諭します。
父さんは罪びとじゃないから大丈夫、今はくたくたでお休みが大事なの、と。
それなのに、家に帰るとチャールズは牛にひかせて畑を耕しているのです。
キャロラインは怒りました。
「チャールズ、どういうつもり!?」
しかしキャロラインが怒っている理由がチャールズにはわかりません。
「今日は安息とお祈りの日よ!」
「神様は畑を耕してくれないだろう?」
おどけて言うチャールズに、キャロラインはますます怒ります。
「神様は畑を持つ者の苦労はわかってらっしゃる」
そんなふうに言って全く聞こうとしないチャールズに、キャロラインは夜になってもベッドへ聖書を持ち込んで読んでみせるというあからさまな抗議を態度で示すのでした。
「教会に行かなくてごめん」
「反省しないとね。・・・心配なのは教会より、あなたの身体よ」
そしてチャールズは働きに働いて、オニールの倉庫の屋根が治りました。
あとは小麦を倉庫へ運び入れるだけです。
午後、製材所へ行くと、ハンソンが大声でチャールズを呼びます。
「インガルス。これまでのおまえの働きと、うちが売った材木の値段を計算して比べたら、今日でとんとんだ。むしろ俺の方が50セント払わないとな!」
「うれしいよ! 俺も記録をつけてた!」
そしてハンソンは、オニールのところの仕事が済んだらしばらく身体を休めて、そのあと、もしよければこのまま半日、製材所を手伝って働いてくれないか、と言います。
チャールズは喜んで承諾しました。
大喜びで帰宅したその日、チャールズが帰るとまだ外は明るいのに、子どもたちはもう寝んだとキャロラインは言います。
「あなた、あの子たちが駆けまわっていたら、いらいらするでしょ」
「・・・いらいらしてた?」
まあ、2回くらい、うるさいって言いはしたけど、というチャールズ。
「2回?」
「・・・3回?」
「4回よ」
チャールズはキャロラインに謝って、屋根裏部屋へ子どもたちの顔を見に上がります。
子どもたちは寝たふりをしていました。
「お話をしようか」
チャールズがベッドの中のローラとメアリーに、話を始めるのでした。
ある気難しい男の話をしようか。
男は朝早くから夜遅くまで働きに出て忙しくて、奥さんと可愛い3人の娘に行ってきますも言い忘れるほどでした。
つまり、自分のことを話し始めたのです。
ある日、男は自分が気難しくなったことに気づき、家族と楽しく時を過ごし、教会にも行っていたときのことを思い出した男は、帰ってきて奥さんと娘たちにこう言ったそうです。
「明日は一日家族で楽しもう。素敵なピクニックに連れて行くよ」ってね。
ローラたちは飛び起きてチャールズに抱きつきました。
そして約束通り、翌日、インガルス一家はピクニックに出かけました。
ところが、そのピクニックで、チャールズが飛ばした凧が気に引っ掛かりました。
「取ってくる」
チャールズは木に登ります。
ところが、すいすいと高いところまで登って行ったチャールズが落ちたのです。
友だちができた日
急いでハンソンさんとベイカー医師を呼びに行ったローラ。
チャールズは肋骨を4本も折る大怪我でした。
「君なら治りが早い。10日もすれば動けるようになるだろう」
とベイカー医師が言うと、ハンソンも、ちょうどいいからゆっくり休め、と言います。
しかし、オニールのところの小麦粉運びがまだ残っているのでした。
オニールには事情を話しておく、とハンソンが請け合ってくれますが、畑も耕さないとならない、とチャールズは強情を張ります。
「だめだ。治ってからだ」
ベイカー医師のほうも譲りません。
翌日からキャロラインが牛を使って畑を耕し始めます。
「キャロライン、頼むから畑仕事はもうやめてくれ」
「神様は畑を耕してくれないわ」
いつかのチャールズの言葉をなぞってキャロラインが言います。
「畑を持つものの妻の苦労もおわかりよ」
しかし、オニールはハンソンたちのように優しくはありませんでした。
キャロラインがチャールズの代わりに畑を耕していると、オニールが人を連れてやってきます。
「実は仕事がまだ終わってなくて」というオニールに、キャロラインが怪我をして動けないのだと言うと、「お気の毒です」と言いながらも、「契約があるので」とチャールズと交わした契約書を見せます。
「事情はハンソンさんから聞いているでしょう?」
「事情と契約は無関係だ」
そう言って、牛を2頭、オニールは引いて行ってしまいました。
その話を聞いたチャールズは、キャロラインが止めるのも聞かず、まだ痛む身体を引きずって出かけようとします。
「サインをしたのよ。もう無理よ」
「牛がいなければ収穫は見込めない。そうすればすべてを失う。カンザスの二の舞はもうごめんだ」
町へやってきたチャールズを、馬車の蹄鉄を打ってもらっていたベイカー医師が見つけます。
町まで行ったチャールズは、オニールに契約書を見せるよう言いました。
確かに期限は今日、ですが今日はまだ終わっていません。
「牛はまだ俺のものだ」
その怪我では今日の真夜中まであと数時間で仕事を終わらせるのは無理だろう、とオニールは言います。
なら、何日か猶予をくれ、というチャールズに、オニールは何日かあっても無理だろうと言い、そして契約書にサインをしたんだから仕方がないと冷たく言います。
「だったら真夜中までに小麦を積む」
チャールズは小麦粉の袋を引きずりながら、倉庫へと積み始めます。
積むと言っても痛む身体は小麦袋を持ち上げられません。
なんとか小麦粉の詰まった袋を押し上げるといった様子です。
もちろん、1袋積むのに相当な時間がかかります。
それでもチャールズは小麦袋を積むことをやめません。
ベイカー医師も遠くからその様子を見ていました。
しかしとうとう、痛みと疲労で、小麦袋の山から滑り落ちます。
すると、ローラとメアリーが代わりに小麦袋を引きすり始めました。
チャールズのことが心配で、後をつけてきていたのです。
オニールが苦々しい表情でそれを見ていました。
すると、町の人たちが、ひとり、またひとりとオニールの店にやってきます。
そして無言で小麦袋をリレーで倉庫の中へと積み上げ始めます。
「いや、あの、みんな、これは誤解でね。別に怪我人に付け込もうとかそういうんじゃないよ。インガルスとは取引したからさ」
オニールが言い訳を始めます。
インガルスは大怪我をしているし、こんないたいけな娘がやってるのを見て俺もほら、と言い訳にならない繰り言を言い、そしてついにオニールは叫びます。
「牛を返すから!」
一瞬だけみんなの手が止まりましたが、しかし誰も小麦袋を運ぶのをやめませんでした。
そうして小麦袋を運ぶ仕事をみんなが協力して終えて、牛がチャールズの手に返されます。
「この恩、どうやってみんなに返したら?」
チャールズは、感謝で言葉にもなりません。
「ああ、そうだ、だったら、ひとつ頼まれてくれ」
ハンソンが提案します。
今度の日曜、教会の後で畑の掘り起こしコンテストをやるつもりなんだ、そのためにおまえのところの畑を貸してくれないか。
「・・・もちろんだ」
チャールズは涙ぐんで、ハンソンに手を差し出しました。
『”家”に帰る私たちはとっても幸せで、父さんはプラムクリークに来てよかったと言っています』
『大草原の小さな家 シリーズ1』【第2話】の感想および考察
森川智之さんがインガルス一家の父さん、チャールズを演じているわけですが、この『大草原の小さな家』は原作が次女のローラの視点で描かれているため、テレビドラマも基本はローラです。ナレーション的に入るモノローグもほとんどがローラです。
でも面白いことに、キャスト紹介では、必ず父さんのチャールズが一番に紹介されるんですね。つまり、森川さんも必ず声のキャストのトップバッター。森川さん演じるチャールズが物語の主人公のドラマだと言えるのですね。(後々、ローラが成長していくと変わっていきますが)
さて、ようやく住む場所を見つけたローラたち一家。そしてこの時代、本当にみんな「働く」んです。父さんのチャールズもまた、新たな土地で、生活に必要なものを手に入れるため、働きます。半端なく。
・畑を耕す農具と種がほしい→農具と種を賃金としてもらう代わりに、午前中、店の壊れた屋根を修理する+入荷する小麦粉の袋(200袋くらい?)を倉庫へ積み上げる
・家を建てる木材が欲しいけどお金がない→午後、製材所で働いて木材を賃金としてもらう。
・町で働いて帰宅したら、自分の家の畑の仕事をする
その上、プラムクリークの自分の家と町までは往復3時間! 馬を売って牛に変えてしまったから、馬車がないんですね。なので歩くしかないんです。徒歩通勤に往復3時間。
そりゃあ、キャロラインが心配するのもあたりまえです。そういえば昔、日本文学の『二十四の瞳』でも、小学校4年生になったら岬の分教所から今度は村の本校へ徒歩1時間半かけて通うっていうくだりがあったような。電車が止まったから別の路線、代替バスがすぐに用意されるという現代となんと違うことか。
そしてこんな時代には、「商売が上手い」よりも「誠実」とか「清廉」のほうが人々に好まれ、尊いと思われていました。なので、チャールズは、とにかく働いて働いて誠実さを皆に認められた。
だから、最後に、怪我をした身でありながらも、牛を奪われまいとして約束を守ろうと小麦の袋を積み上げる姿を見て、町のみんなはチャールズに手を貸すのですね。商売上手に牛を奪い取ろうとしたオニールには耳も貸さずに。
「神様は畑を持つものの苦労を知っていらっしゃる」とチャールズは言います。宗教を信じる教徒にとってはもちろん、「神様」は絶対唯一の存在ですが、つまりは神様が見ているということは誰かが見ている、みんなが見ている、ということでもあるのでしょう。
まだウォルナットグローブに越してきた新参者のチャールズに、それでも、わずかな日々の働き方を見ていた町の人々が手を貸したというのは、この言葉が象徴することなのだと思います。
それほどに神様への信心があるわけですから、「日曜日に教会へ行かない」は非常に恥ずかしいことなのですね。なので、教会から帰宅したキャロラインは、畑を耕していた夫のチャールズに猛烈に怒ったのです。疲れ果てているからこそ教会も休ませてあげようと思ったのに、ということです。
海外ドラマのいいところは、吹き替えを聞いていて、「ん?」と思ったときに、原語を聞いてみることで深い感慨が生まれることがあるということかと思います。
たとえば、「家っていいわね」と今回の話の始めのほうでローラが言います。この「家」はhouseではなく、homeなんですね。つまり、houseは家という物体を言い表しますが、homeは物体の家をも含む、心情的な家、あるいは「帰るところ」を表します。
また、今回のストーリータイトル「すばらしい収穫」は原題は「Harvest of friends」=「友という収穫」です。チャールズが得た信頼、友人、ここからインガルス一家の生活が始まっていくのにふさわしい、深い意味を持つタイトルでした。
「大草原の小さな家 シリーズ1」 3話のネタバレストーリー&感想まとめ!
『大草原の小さな家』の見逃し配信はHuluで視聴可能!
『大草原の小さな家』を見逃してしまった方は動画配信サービス「Hulu」で視聴が可能です。
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