【ドラマ】『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!


『大草原の小さな家』とは?

往年の、と言ってももう差し支えないほど、この『大草原の小さな家』は長く愛されてきたドラマです。

ローラ・インガルス・ワイルダー、つまりインガルス一家の次女が書いた『大きな森の小さな家(Little House in the Big Woods)』シリーズを原作に、アメリカNBC製作で、1974年~1982年まで、全9シーズンにわたるとなりました。日本では1975年~1982年と1991年にて、ロングラン放映されました。

今年2019年の4月からNHK BS4Kでリマスターされた鮮明で美しい映像に、訳と日本語吹替の新キャストをあてて、シーズン1から改めて放映が始まりました。6月からはNHK BSプレミアムでも放映しています。

新キャスト(日本語吹替)には、アニメはもちろん、『SHERLOCK/シャーロック』のジョンや『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン、『ミッション・インポシブル』のイーサンなど海外ドラマの吹替でも活躍、今年春、2018年度に最も活躍した声優を称える第13回「声優アワード」で外国映画・ドラマ賞を受賞した森川智之が父親のチャールズを演じます。

『大草原の小さな家 シリーズ1』の舞台

物語の舞台は1800年代後半のアメリカ、西部開拓時代。

主役は、インガルス一家といって、まだ若い父 チャールズ・インガルス、美しくて洗練された母のキャロライン、娘3人、おとなしくて賢い長女のメアリー、利発でおてんばな次女のローラ、まだやっとカタコトが話せるようになったばかりの三女キャリー、それに家族みんなが可愛がっている犬のジャックです。

『大草原の小さな家 シリーズ1』の役と日本語吹替の声の新キャスト

インガルス一家
  • 父 チャールズ:マイケル・ランドン (声:森川智之)
  • 母 キャロライン:カレン・グラッスル(声:小林さやか)
  • 長女 メアリー:メリッサ・スー・アンダーソン(声:清水理沙)
  • 次女 ローラ:メリッサ・ギルバート(声:宇山玲加)
  • 三女 キャリー:リンゼイ/シドニー・グリーンブッシュ(声:佐藤美由希)
アイゼア・エドワーズ:ヴィクター・フレンチ(声:高木渉)

『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】のストーリー(ネタバレあり)

『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】のストーリーを見ていきましょう! 今回はストーリーを
  • 旅立ち
  • お隣さん
  • 先住民
  • 先住民のアムレット(お守り)
  • 初めてのクリスマス
  • 再びの旅立ち
の6部に分けてお話していきます。 ではどうぞ!

旅立ち

冬。

インガルス一家、父のチャールズ、母のキャロライン、メアリー、ローラ、キャリーの3姉妹は雪深いウィスコンシンの森を離れて西へと向かう旅に出ようとしていました。

もうおじいちゃんにもおばあちゃんたちには会えないかも」とキャロラインは両親と抱き合って別れを惜しみます。

大きな家具以外の家財道具を積み、1台の幌馬車に5人は乗り込んで、深い森と愛しい人たちに別れを告げます。

ローラはこれから知らない世界が見られるかと思うとわくわくしています。

メアリーとキャロラインは心配そうだけれど。

馬車に乗る荷物がローラたち家族の全財産です。

その中にはチャールズが上手に弾くバイオリンも乗っています。

ローラたちの馬車の後を、番犬のジャックが追いかけながら進みます。

途中、幌が飛ばされるくらいの大風にも遭い、嵐の夜もありました。

野営を繰り返して馬車は西へ、西へ。

途中でチャールズは馬をポニー2頭と取り替えます。

馬が疲れ果ててしまったからです。

そして、牝のポニーのおなかには赤ちゃんがいるのだそうです。

そしてポニーに引いてもらいながら、また、馬車は進むのでした。

やがて広い川に出合います。

ここを馬車で渡るの?

流れも速いし、とキャロラインが心配そうに言いました。

渡るしかないな

チャールズは大丈夫だと言います。

ですが思ったより真ん中あたりは深くなっていて、ローラは思わず、「ジャックを馬車に乗せてあげて!

と叫びました。

しかし、チャールズはおじけづくポニーを御するのに精いっぱいで手が離せません。

挙句、チャールズはキャロラインに手綱を預け、自分は馬車から降りて川の中を馬車を押さなくてはならなくなります。

チャールズが溺れそうになるくらい川は深くなっていました。

なんとか川を渡りきると、チャールズとキャロラインはほっとして抱き合って喜びます。

ジャックがいないわ!

ローラがそう言うと、チャールズはすぐに「探してこよう」と立ち上がったのでした。

暗くなるまでチャールズは探しましたが、ジャックは見つかりませんでした。

大事な番犬を失ったな

チャールズが呟きます。

チャールズもくたびれ果てていました。

ローラ、馬車に乗りなさい

翌日、ローラは馬車に乗らずに歩いていきます。

ジャックが心配なのです。

そっとしておいておやり。哀しいんだ

チャールズはそのまま歩かせました。

今夜も野営です。

チャールズとキャロラインが火の傍で話をしています。

どこまで行くつもり?

いい土地が見つかるまでだ

カンザスへ入ってもう4日よ。適当なところで落ち着きましょうよ

チャールズは土地選びが大事だから、と、まだ先を行くつもりでいます。

もう少しの辛抱だ。子どもたちのためにも、一生住める土地を見つけたい。いい土地に入植したいんだ

政府がカンザスへ入植することを認めている今のうちに、肥えた土地を自分たちのものにしなくては、と

チャールズは思っているのでした。

父さん、変な音がするの

風の音だよ

風じゃないわ

ガサゴソと草むらを揺らして出てきたのは、なんとジャックでした。

ジャックはローラの腕の中に飛び込んできます。

チャールズもジャックをやさしく抱きしめてキスをしました。

ジャックも眠りについたあと、チャールズが火の傍で一人でバイオリンを弾いています。

ローラがそっと近づいて「父さん、ごめんなさい」と言いました。

何か悪いことをしたのか?

父さんは、ジャックが死んでも平気なんだと思ったの。番犬を失ったなんて言うから

チャールズは、川を渡るときにローラがジャックを乗せてと言ったとき、ジャックを乗せてやらなかったことで自分を責めていたのです。

ジャックを失ったと思って一番傷ついていたのは、実はチャールズだったのです。

ローラ、聞こえる? 星が歌ってるよ

チャールズに抱かれて空を見上げると、満天の星空でした。

朝、ジャックもそろってようやく全員で食事です。

指なんて舐めないの。町にいるときと同じようにお行儀よくして

キャロラインはお行儀にうるさいのです。

インディペンデンスの町の子でもそんなにお行儀よくないぞ」とチャールズが言うと、キャロラインが目を輝かせました。

インディペンデンスは近いの? 家族以外の人に会うのは久しぶりよ、とはしゃぎますが、チャールズは

町には行かない」と言いました。

町を見にここへ来たんじゃない

長旅で気も張りどおしで、チャールズは疲れているようでした。

でも。

みんな、おいで!

少し先まで歩いて行っていたチャールズが、大声でみんなを呼びました。

遠くに木立が見えます。

森のあるところには良い水があるとチャールズが言います。

ローラたちが住める場所は、もう、すぐ近くにあるように思えました。

さあ、行こう!

お隣さん

ここに暖炉、ここは窓を作ろう。

チャールズがようやく定めた場所に、これからみんなで協力して家を建てるのです。

地面を掘って、土台を組み、丸太を積んでいきます

チャールズとキャロライン、大人ふたりしかいないので、それはとても大変な作業でした。

手を貸してくれる男でもないところで家を建てようとしてるのが間違っていたのかも、とチャールズはキャロラインに謝ります。

後悔していないわ、とキャロラインはチャールズを元気づけました。

間もなくして、あたりを見に出かけたチャールズは、「お隣さん」を見つけたと喜んでみんなに報告しました。

そのおうち、子どもはいる?

いや、エドワーズさんは独り者だ。川向うに住んでる。明日、手伝いにきてくれるよ

ところがやってきた「エドワーズさん」は、ちょっと母さんとは気が合わなさそうな、お行儀があまりよろしくないおじさんでした。

ローラが唾飛ばしをエドワーズに教わっていると、早速母さんの雷が落ちます。

それが上手になると何か役に立ちますの? エドワーズさん?

エドワーズは「さて、また仕事に戻るか」と話をはぐらかせてチャールズのところへ行ってしまいました。

後でキャロラインはチャールズに文句を言います。

子どもたちに悪い影響が出るわ

チャールズは、エドワーズは独身で女性への礼儀も知らないけど親切で気立てのいい男だ、とキャロラインをなだめます。

君もつんけんしないでやってくれ

愛想良くしてみるわ。心からっていうのは無理でしょうけど

そうして、エドワーズの助けもあって、ローラたちの家は壁がほぼ積みあがりました。

いつから住める?

キャロラインが嬉しそうに訊くと、チャールズは「屋根を掛けたら」と言いました。

それはいつ?

明日中にも

チャールズは馬車の幌を外して仮の屋根にする、と名案を持っていたのです。

キャロラインは、もう、馬車の野営には十分すぎるほど飽きていたので、大喜びでした。

食事の用意をするわ。・・・エドワーズさん、一緒にいかが?

そう言いながらエドワーズは唾を吐いたので、せっかく愛想良く食事に誘ってみたキャロラインの顔はまた曇りましたが、チャールズはそんな二人を見て苦笑するのでした。

夜、キャロラインのシチューと肉団子の美味しい夕食後、チャールズがバイオリンを弾き、エドワーズが踊ります。

ローラもメアリーも、そしてキャリーまでもエドワーズに抱き上げられて楽しく踊りました。

もう少しだけ起きていたい」とローラとメアリーが言いますが、キャロラインは断固としてベッドへ行くよう言います。

そうだ。また明日があるからな」とエドワーズも家に帰ると言いました。

奥さん、こってりした美味しいシチューと肉団子をありがとう」とエドワーズが言うと、キャロラインは硬い笑顔で応えます。

チャールズのバイオリンに送られて遠ざかっていくエドワーズの馬の蹄の音を聞きながら、ローラは「エドワーズさん、大好き」と思うのでした。

とうとう、幌の屋根が掛けられ、家の中での生活が始まりました。

今はチャールズは馬小屋を作っています。

エドワーズ、手伝ってくれ

ローラとおしゃべりしながら一休みしていたエドワーズがチャールズのところへ手伝いに行きました。

ローラはエドワーズから教わった唾飛ばしをやってみようと口に唾をため込んでもごもごしていると・・・

遠くから見ていたキャロラインに見つかり、「ローラ!」と叱られます。

その夜、ポニーの赤ちゃんが生まれました。

夜明けとともに、仔馬が立ち上がるのをみるローラの顔が輝きます。

屋根が完成してから、エドワーズはローラたちのところはやってこなくなりました。

チャールズは、エドワーズにはエドワーズの仕事があるからだ、と言いましたが、

私、知ってるわ。母さんがエドワーズさんのことを嫌いなのをエドワーズさんは知ってるの

母さんが?

そう、唾を吐くから!

チャールズは、あははと笑いながら、ポニーに鞍をつけ、銃を手に取って狩りに出かけていきました。

いつかローラも絶対にチャールズと一緒に狩りに行くのです。

チャールズが川でポニーに水を飲ませていると、ポニーが急に騒ぎ出しました。

あたりの草むらから1頭、また1頭と狼が顔を出します。

チャールズはポニーのお尻を叩き、逃げ出しました。

しかし狼たちは追ってきます。

チャールズは狼たちを撒くため、かなり遠くまでは知らなくてはなりませんでした。

すっかり遅くなった頃、チャールズがやっと家に帰ってきました。

チャールズ! 心配したのよ!

キャロラインが真っ先に抱き着きます。

遠くまで行って心配かけたね

チャールズはそれだけしか言いません。

子どもたちをベッドへ追いやり、キャロラインはチャールズの食事の支度をしに、外にかけてあるお鍋を見にいきました。

ビスケットと一緒にどう?

シチューを持って入ってきたキャロラインは、チャールズが早や、ベッドに倒れ込んで眠っているのを見つけます。

よほど疲れたのでしょう。

キャロラインはチャールズを起こさないよう、額の髪を撫でるのでした。

夜中、目が覚めたローラはジャックの名を呼びます。

ジャックが家の中にいません。

外へ出たローラの肩をチャールズが、「黙って」とでもいうように固く掴みました。

火は燃え続け、チャールズはそのそばで銃を携えてジャックと一緒にじっと座っていました。

そして火の向こう、少し遠くには狼たちがうろうろしているのです。

あれ、いつまでいるのかしら

ローラがチャールズに言うと、「飢えてるわけじゃないからそのうち行くよ」と言います。

狼たちはチャールズを追ってここまでやってきてしまったのでした。

これから話すことは内緒だよ。母さんが怖がるからね

チャールズは、狩りの途中、獲物を持って帰るときに狼の群れに出くわし、追っかけられたことを話してくれました。

上り坂で追いつかれそうになってね

それでどうしたの!?

仕方がない。獲物を遠くへ投げてやったんだ

でも、父さん、怖くなかったんでしょ?

・・・いいや、怖かったよ

父さんに怖いものなんんてないと思ってた

そりゃ、弱虫じゃないけど、怖いものは怖いさ

そして、母さんは怖がりだから絶対にこの話をしてはいけないよ、とローラに言い、ローラは言わないと約束するのでした。

明日、家にドアをつけよう

うろうろする狼たちを眺めながら、チャールズが呟きました。

先住民

扉も暖炉も完成し、キャロラインはお気に入りの陶器の人形を暖炉の上に飾ります。

そのうち窓にガラスを入れよう

そんな贅沢!

キャロラインが笑顔でチャールズにキスをします。

チャールズは狩りに出かけると言って、ジャックを馬小屋の外の柵に繋ぎ止めようとします。

どうして? ジャックは繋がれるのは嫌いよ

父さんを追ってくると獲物が逃げちまう。いいか、絶対にジャックを放してはいけないよ

ローラは約束させられました。

そしてチャールズが出かけてからしばらくして、メアリーがローラにキャリーの世話をするよう言いに来たとき、遠くから先住民の二人連れが歩いてきて、キャロラインがいる家の中へと入って行ったのでした。

ジャックを放そうとするローラにメアリーが「父さんに放すなと言われたでしょう」と厳しく言い、ふたりは慌ててキャロラインを助けようと家の中へ入ります。

先住民のひとりはキャロラインの髪を撫で、もう一人は羽根枕をナイフで割いて、羽根を撒いて大笑いしていました。

キャロラインは怖くなって、暖炉の上に置いておいた煙草とテーブルの上のパンを差し出します。

先住民のふたりは、煙草とパン、そしてパンナイフを持って出ていきました。

やがてチャールズが帰宅すると、キャロラインは「獲物は何? 鹿は獲れた?」と嬉しそうに訊きます。

ウサギはもう飽きたかい?」とチャールズが獲物を見せました。

みんな文句などあるはずもありません。

外套を脱ぎながらチャールズが「今日は何かあった?」と訊くと、ローラが先住民が来て煙草を持っていった、と話しました。

ローラ

キャロラインがローラを止めます。

チャールズが心配するのへ、キャロラインは、今日、突然やってきたけど、何もなかったのよ、と安心させようとします。

パンと煙草を持って帰ったの

チャールズはそれよりもメアリーが言った一言にひどく怒りました。

ローラはジャックを放そうとしたの

父さんの言うことは絶対だ。わかったか

いつになくチャールズの顔も声も怖く、ローラはただ頷くのでした。

ローラは私たちを守ろうとしただけなの、とキャロラインが言います。

チャールズは、キャロラインに薪を取ってくるよう言われて家の外へ行ったローラの後を追います。

どうして父さんがジャックを放すなと言ったか、わかるかい?

チャールズはローラの隣に腰を下ろし、話しかけます。

狩りの邪魔になるからでしょ

それだけじゃない。先住民が来てとびかかりでもしたら大変なことになったかもしれない

だから、父さんがいない間はジャックは必ずつないでおくようにしてほしい、とチャールズは言いました。

それが皆のためだから、と。

わかったわ。でもちゃんと説明をしてくれれば、私だって赤ちゃんじゃないんだからわかるの

ローラはそう言うと、チャールズは「わかった。そうするよ」と言い、ジャックを放しに行こう、とローラの手を握ってくれました。

別の日、チャールズは牛追いの群れに会い、仕事を手伝うことになった、と駆けて帰ってきました。

お金をくれるの?」とキャロラインが訊くと、「牛肉を分けてくれるって」とチャールズ。

牛肉なんて長く食べていません。

チャールズの帰りが遅いので、子どもたちとキャロラインとで食事を始めようとしていると、外で何か動物が大きな声で鳴きました。

何の騒ぎ?

ローラとメアリーは外へ飛び出していきます。

するとチャールズが、馬小屋の柵の中に入れた乳牛と仔牛を示して「報酬をもらったよ」と言うのでした。

牛肉ではなかったけど、キャロラインは、「牛乳が飲めるわ。バターもできる」と喜んで見せます。

先住民のアムレット(お守り)

やがて冬支度が始まります。

チャールズはポニーを馬車に繋ぎ、町へ行く支度をしています。

チャールズ、両親への手紙をお願い

きっとウィスコンシンの郷里では、おじいちゃんやおばあちゃんが、ローラたちの消息を知りたくて待ち焦がれているでしょう。

母さんをしっかり手伝って」とチャールズは言い残して、1週間の予定で旅に出るのでした。

キャロラインは糸車を回して糸を紡ぎ、子どもたちは薪を暖炉に運びます。

チャールズがいない毎日は寂しいものでした。

チャールズがどこにいるかは誰もわかりません。

そんな中、キャロラインは丘の上にまた先住民が来ているのを見かけます。

子どもたちを寝かしつけても、キャロラインは眠れません。

夫が帰るまで、自分が子どもたちを守らなくては。

銃を手にしたまま椅子に腰かけて、ひたすら夜が過ぎるのを、チャールズが帰ってくるのを待ちます。

すると、外で馬のいななきが聞こえました。

ジャックもうなり始めます。

キャロラインが銃の撃鉄を起こして構えたところへドアが開き、・・・入ってきたのは父さんでした。

物騒なお迎えをありがとう

チャールズがユーモアを交えてそう言います。

キャロラインはチャールズに抱きつくのでした。

翌日、今度は父さんがいるときに、先住民がやってきました。

どうやら先住民はフランス語を話すようです。

キャロラインがフランス語を少しわかるので、「家がどう、とか言ってるわ」というと、チャールズは彼らを家の中に招き入れました。

チャールズは椅子を勧めます。

椅子に座った先住民が、何か話し、キャロラインのほうを見つめます。

キャロラインが少し言葉が通じると思ったのでしょう。

キャロラインは「自己紹介をしているみたい」とチャールズに告げます。

チャールズはなるほどと思い、自分の胸に手を当て、「インガルス」と名乗ってみました。

そしてパイプを先住民に勧めます。

どうやら、この先住民は部族の長のようでした。

フランス語を話すということは、たぶん、オセージ族という部族だろう」とチャールズは言います。

パイプで美味しそうに煙草を吸う先住民の胸元に下がっている首飾りを見たローラが「それ、熊の爪?」と訊きます。

アムレット(お守り)」と先住民は一言。

満足してパイプをチャールズに返した先住民は、アムレットをローラの首にかけてやり、優しい目で見て、頬を撫でてくれました。

そして先住民は帰っていきました。

帰ってくれたわ」とほっとするキャロライン。

チャールズは、先ほどの先住民をいい人そうだと言いましたが、やがて彼らはここを出ていくことになるんだ、とも言います。

政府が先住民族をさらに西のほうへと移住させる予定なのだ、と。

首長でも移住しなくちゃいけないの?

ここは彼らの土地なのに?とローラはまっすぐな目をしてチャールズに問いかけるのでした。

キャロラインは、ローラが首長からもらった熊の爪が気に入りません。

汚いから外しなさい」と言います。

でもローラは、とっても気に入っていました。

そして、雪が降り始めます。

クリスマスまで降るかしら。楽しいクリスマスになりそう」とローラは喜びます。

クリスマスにはエドワーズもやってくることになっています。

七面鳥の羽根をむしっているキャロラインに、チャールズが、暖炉にかかっている子どもたちの靴下を見て、

娘たちに何もしてやれない」と悲しそうに言います。

十分よ

キャロラインが言いますが、チャールズはそれでも淋しそうでした。

ねえ、チャールズ、クリスマスは神様の誕生日よ。私たちのじゃないの

キャロラインはそう言って、子供たちへのプレゼントを気にしているチャールズをたしなめました。

初めてのクリスマス

クリスマス当日。

太ももまで積もる雪の中、エドワーズは歩いてローラたちの家に向かいます。

何やら荷物と、雪でびしょぬれになるからと着替えは手に持ち、そして川の中に果敢にも入って川を越えて。

(エドワーズは川を隔てた向こうの土地に住んでいるのです!)

クリスマスディナーの用意を整えて、ローラたち家族が待っているところへ、エドワーズは吹雪の中、凍り付きそうになってインガルス家に辿りついたのでした。

サンタさん!

幼いキャリーが、ドアから入ってきた雪まみれのエドワーズを見て叫びました。

ぐしょぬれになっているエドワーズを暖炉の真ん前に座らせて、チャールズが熱いコーヒーを入れます。

ディナーのために大変だったな、とチャールズが揶揄うと、エドワーズは、「ディナーのためだけじゃないさ」と話を始めます。

インディペンデンスの町でばったりサンタクロースに会ってな、やあ、エドワーズ、バーディグリス川の近くに住んでいるんだな? インガルスの家の子どもたちを知っているかと訊かれたんだ。

サンタは吹雪の中、川を渡れるか心配していて、言付けをされたんだよ。

そう言って、ローラとメアリーに目を閉じるように言います。

持ってきた荷物の中から、そっとブリキのカップをふたつ取り出しました。

自分のマグカップだわ!」とローラが大喜びします。

それから、これはメアリーに。ローラにも。それから、キャリーにも

棒の飴をひとりずつに手渡してくれます。

大事に取っておくわ」というメアリー。

私は食べる」とさっそくガリガリと噛むローラ。

それからエドワーズさんは、「七面鳥の付け合わせにでも使ってくれ」とお芋をキャロラインに差し出しました。

お芋はまだ畑の無いインガルス家にとっては貴重品なのです。

いいクリスマスをありがとう

キャロラインがエドワーズに言うと、エドワーズははにかんで笑いました。

子どもたちは暖炉に掛けてあった靴下も開けることを許されます。

靴下の中には、1ペニー銅貨が一枚、お砂糖がけのハート形のクッキー、それから赤いケイトの手袋が入っていました。

でもローラには、キャロラインがエドワーズのことを好きになってくれた気がして、それが最高のクリスマスに感じられました。

再びの旅立ち

寒い冬ですが、心は温かく過ぎていき、待ち望んだ春がやってきます。

チャールズは食べたウサギの毛皮を溜めておいたので、町へ売りに行き、農具と作物の種を買いました。

農具で畑を耕すのです。

ところが、ふとチャールズが顔を上げると、丘の向こうから黒い煙が見えました。

火事です。

麻袋を濡らして家の周囲を囲い、ローラとメアリーも休みなく川から水を汲んできます。

馬小屋に飛び火がつき、燃え始めたのをチャールズは消しながら、馬や牛を外へ追い出しました。

とうとう家の屋根にも火が飛んできます。

チャールズは馬小屋を諦め、家を守ろうと走って屋根に飛び乗ります。

必死で屋根の火を麻袋で叩いて消そうとしていたら、奇跡のように、雨が降り始めました。

おかげで家の屋根についた火も消えました。

やっと落ち着きを取り戻してみんなで夕食を食べていると、遠くでリズミカルに太鼓の音が響きます。

火事は先住民の仕業だわ

そんなことを言ってはいけない

チャールズがキャロラインをたしなめます。

ですが太鼓の音は止みません。

夜が更けてもいつまでも続く音に、キャロラインはキリキリします。

子どもたちもベッドに入っても誰も眠れません。

そして突然音が止みました。

ジャックを放さないで

チャールズに言われてローラはジャックを抱えます。

キャロラインは末っ子のキャリーを。

みんなに部屋の隅へ行くようチャールズが命じ、そしてドアを開けて誰かが入ってきました。

止まれ

人影は英語で「怖がらなくても大丈夫だ」と言いました。

首長の言葉を通訳してくれるようです。

以前やってきた首長が家に入ってきました。

何が起きたのか教えてくれ

チャールズが言いました。

我らはバッファローを狩るためにやってきたが、ほかの部族が白人狩りをすると言ってきかない。われらが首長は、2日かけてその部族のやつらを説得をした。白人の騎兵隊がくれば、殺されるのは先住民のおまえたちのほうだ、と

その部族は白人狩りを断念したのだそうです。

首長に、心から感謝していると伝えてほしい

チャールズが通訳の人に言います。

通訳からチャールズの言葉を聞き、首長は頷きました。

チャールズは銃の掛け金を掛けて、銃を手から放し、首長に右手を差し出しました。

固く握手するふたり。

ローラは首長のほうへと進み出ます。

首に、首長が贈った熊の爪のアムレットがかかっているのを見て、首長はローラの顎を撫でました。

そのお守りは幸運をもたらすだろう

ローラを撫でながら首長が言った言葉を、通訳が英語に訳してくれました。

あなたのおかげで私たちは助かりました

キャロラインもお礼を言います。

それを聞いて、首長と通訳は家を出ていきました。

それからもチャールズはポニーに引いてもらいながら畑を耕し、種を撒き、ローラたちはキャロラインを手

伝いながら、毎日を過ごします。

ここに一生いたいな

背が高くなったとうもろこしの畑の中でチャールズがキャロラインに呟きます。

移住者がもっと増えるかもよ

土地はたくさんあるさ

何もかもが順調で、穏やかな日々になったと思いました。

しかしある日、馬に乗った二人の役人がインガルス家を訪れます。

チャールズに何か手紙を渡して、役人は帰っていきました。

チャールズの厳しい表情を見て、キャロラインも何事かを覚悟します。

何がおきたの?

・・・出ていけ、と

先住民が政府に嘆願書を出したのだそうです。

そうして政府は、先住民との居住地を定めるラインを引き、インガルス家はそこから先住民側の土地へはみだしていたのでした。

どこに住んでもいいというから来たのに。

チャールズが涙をこらえて罵ります。

キャロラインは黙ったまま、キャリーを抱いて家の中へ入ってしまいました。

メアリーも後に続いて。

ローラは、野原を歩いていくチャールズの後姿をじっと見つめていました。

世話になったね

最後の最後まで手伝いにきてくれたエドワーズに、チャールズがお礼を言います。

手伝ってもらってばかりで何もできないから、牛を譲るから、売ってお金にでもしてほしい、とチャールズは言いました。

エドワーズは最初は遠慮しましたが、それでチャールズの気が済むなら、と受け取ってくれました。

エドワーズが「ありがとう。世話になったな」というと、キャロラインが「あなたは私たちの親友よ。本当にありがとう」と言いました。

何もしてないよ、とエドワーズが照れます。

キャロラインとエドワーズは握手をしました。

それからエドワーズは、馬小屋の柵のところに座り込んでいるローラに「お別れの時間だよ」と言いに行きます。

忘れないわ、エドワーズさんのこと

ローラがエドワーズの首に抱きついて言いました。

ローラたちは、また川を渡り、山を越えて行くのです。

でも、ローラは新しい旅にワクワクしているのでした。

『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】の感想および考察

森川智之さんのチャールズ父さん、イケボ声優の五指に必ず入ると言われる森川さんですが、開拓者精神旺盛で、頑固でそれでいて女子供にやさしくて、かつ、ちょっと少年的なやんちゃさを持つこの役、森川ボイスが好きな人にはたまらない役だと思います(笑)。

『大草原の小さな家』は、西部開拓時代のアメリカの物語です。

と言ってもなかなかわかりにくいので、ではローラたちが馬車で移住しているころ、日本ではどんなことが起きていたかと言いますと、明治維新を迎えているあたりです。

鎖国が解けて明治維新後、日本人もまた移民を始めます。最初に日本人が移民していったのはハワイでした。このころ、まだハワイはアメリカ合衆国ではありませんでした。

ちなみに、アメリカ大陸横断鉄道が最初に開通したのは1869年です。しかしこれは西部カリフォルニアからアメリカ中部のネブラスカ州オマハまでしか通っていません。

この第1話では、インガルス一家はアメリカ中西部の北側ウィスコンシン州から出発し、ミネソタ、ミズーリ、アイオワと抜けてカンザスへたどり着きます。カンザス州のすぐ北はネブラスカ州ですので、ようやくインガルス家は西の文化の端っこにたどり着いたあたりでした。

しかしその頃、すでに先住民たちは政府の政策によって、現在のオクラホマ州へと追いやられ始めていました。

オクラホマ州はカンザス州のすぐ南側に位置します。父さんの留守中に先住民がローラたちの家に来たことを知った父さんが、「先住民はいずれ移住させられる」というのはこのことを言っていたのでしょう。

暑さも寒さも自然とともに、そして人間の生活の衣食住もまだ自然に多くの恩恵を受けていた時代。土地の開拓にも夢があった時代に、父さんの夢とともにローラたちは西へと大地を求めて行きます。

なんだか第1話は歴史の授業のような解説になってしまいましたが、これから先、ローラたちが家族で力を合わせて、どうやって「」を開拓するか、をお届けできたらと思います。

 

 

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