【ドラマ】『腐女子、うっかりゲイに告る』【第8話】のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!
 
ゲイであることを隠しているQUEENが好きな高校生・安藤純(金子大地)。
 
腐女子であることを純に知られたクラスメートの三浦紗枝(藤野涼子)。
 
『腐女子』という秘密をシェアしたことから、ふたりは少しずつ少しずつ変わってきた。そして、最終回。
 

 

 

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第8話】のストーリー(ネタバレあり)

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第8話】のストーリーを見ていきましょう!
今回はストーリーを

  • 会いに来たよ、Mr.Fahrenheit
  • 片付け
  • 出発

の3部に分けてお話していきます。
ではどうぞ!
 

会いに来たよ、Mr.Fahrenheit

海辺の町に来ている紗枝と純。
 
「なんか、たび~、って感じがするね」
 
「腐女子とは思えないボキャブラリィの貧困さだね」
 
紗枝は純に、いいねえ、その口の悪さ、と笑います。
 
その紗枝の口の悪さにも純はニヤッと笑いました。
 
『ジュン。僕が彼からもらった”QUEENII”を彼の墓に供えてくれ』
 
Mr.Fahrenheitから最後に受けたメッセージを実行しようと、純はMr.Fahrenheitの家を訪ねてきたのでした。
 
紗枝を連れて。
 
インターホンを押すと、女性の声。Mr.Fahrenheitの母親でしょう。
 
あの・・・亡くなられたご家族のCDを受け取りに来ました
 
Mr.Fahrenheitがうまく受け取れるようにしてくれているはずなのです。
 
あなたがジュンさん?
 
出てきた母親が小さな声で確認します。
 
そちらの方は?」と紗枝を見て訊ねると、紗枝は純とつきあっている、と自己紹介しました。
 
が、母親は、ジュンさんは同性愛者だと聞いていた、と言いました。
 
慌てた紗枝が「カノジョっていうか、元カノっていうか。別れ話はしてないんで、私は全然別れたつもりはないんですけど」などとしどろもどろに言い訳するのへ、純は、黙ってて、と止め、母親に向けて静かに説明を試みます。
 
僕は同性愛者です。彼女とつきあうことで自分を変えようとしました。結局、だめだったんですけど
 
純の言葉に母親は反応します。
 
どうしてダメだったって言えるんですか。そんなに大切だって思えたんなら異性愛者になったって言えるんじゃないんですか
 
・・・ありえないです。僕が好きな男性を思う気持ちと、彼女を思う気持ちは全然違います
 
今の純の口からは、よどみなく言葉が出てきます。
 
治らなかったんですね・・・
 
ため息を吐くように母親が言いました。
 
治るとか治らないじゃないんです。ただ、そういうふうに生まれてきただけで、理由とか原因とかないです
 
そして、「彼との約束なので」と頭を下げて、CDを渡してもらえるよう頼みました。
 
一緒に頭を下げる紗枝のことも見て、母親は「どうぞ会ってやってください」とふたりを家の中に招じ入れました。
 
この部屋です、と案内された部屋のドアを純が開けます。
 
心の中でMr.Fahrenheitに声を掛けて。
 
部屋の中はまだMr.Fahrenheitが生きていた時のままの様子です。
 
そして勉強つけの上には花瓶の花とともに額に入れられた写真。
 
・・・中学生?
 
紗枝が純尾肩越しにのぞき込んで呟きます。
 
11月で15歳になったばかりでした
 
声を滲ませて母親が教えてくれました。
 
いつだって、君の言葉に励まされて。
 
かっこいいって憧れていたのに。
 
純はMr.Fahrenheitが自分にかけてくれた言葉の数々を思い出します。
 
・・・ただの中二病かよ
 
純が思わず、写真の額を手に取り振り上げました。
 
紗枝がそれを押しとどめます。
 
『僕たちのような人間がどうして生まれてくると思う?』
 
Mr.Fahrenheitが最後に純に与えていった宿題。
 
純は「ばかやろう」とつぶやき、幼さの残る写真の上に涙をこぼします。
 
Mr.Fahrenheitの指示通り、Mr.Fahrenheitの彼の墓を訪ね、QUEEN IIのアルバムを備えます。
 
紗枝とふたり、手を合わせた後で、純は話し始めました。
 
彼は、告白される前からFahrenheitのことが好きだったんだよ
 
紗枝はどうしてそんなことがわかるのか、と訊きます。
 
僕たちの恋愛は、普通、好きになっていい人を探すところから始まるんだ
 
だから、ずっと密かに好きだった相手から告白されるなんて奇跡が起きたら、自分で自分を抑えきれないぐらい心が揺らぐのは少しわかる気がする。
 
そう話した純に、紗枝はそれ以上何も言いませんでした。
 
よし、帰ろう
 
そういって立ち上がった純を紗枝は慌てて留めます。
 
ここへ誘うとき、安藤くん、なんて言ったのか忘れたの?
 
純は、海へ行きたいから、と紗枝を誘ったのでした。
 
はしゃいで会談を駆け下りていく紗枝のあとを、純も微笑んでついていきます。
 
安藤くんの一番好きな曲、聞かせてよ
 
紗枝が純にそういうと、純はイヤホンの片方を差し出しました。
 
フレディが一時期つきあっていた女性メアリーを思って書いた曲『Love on My Life』。
 
こんなきれいな曲ができるくらい好きだったんだね、その人のこと
 
紗枝が言います。
 
紗枝もフレディがゲイだったことはすでに知っています。
 
結婚して、子供をもうけてっていう男女の関係にはなれなかったけど、魂の深いところでつながっているふたりだったんだ
 
ふたりの間に、いろいろな記憶が蘇ります。
 
書店で出会ったときのこと、
 
水族館へ行ったこと、
 
観覧車でキスしたこと、
 
温泉でゲイばれしたときのこと。
 
・・・三浦さん、僕やっぱり、大阪に行く
 
逃げたいんじゃなくて、自分を試してみたいんだ。僕のこと何も知らない人たちの中で、これまでと違う生き方ができるかどうか。
 
できるか、わかんないけど
 
純がそういうと、紗枝はこう言い出しました。
 
安藤くん、私たち、別れよう
 
そして、これで、振ったのは私だからね、と笑顔を向けました。
 
紗枝が立ちあがって波打ち際へ駆けていきます。
 
(振られちゃったね)
 
Mr.Fahrenheit(CV: 小野賢章)の声がしたような気がしました。
 
(素敵な女性なのにね)
 
そうだね、と純は頷きます。
 


片付け

これから誰の股間を揉めばいいんだ
 
亮平(小越勇輝)の言葉に、純は「誰のも揉まなくていいんだよ」と呆れます。
 
いつもの公園で亮平に、大阪へ引っ越すことを話していました。
 
小野っち(小野雄介:内藤秀一郎)から伝言があるんだ
 
それで亮平が純を呼び出したようです。
 
オレは、シアー・ハート・アタックが好き、だって。どういう意味?
 
雄介もQUEENを聞いていたのです。
 
僕からも伝言いい? 『僕は、”オペラ座の夜”が一番好き』
 
亮平にはちんぷんかんぷんの会話で、「純くんと小野っちってなんか通じ合ってるよなあ」と腐ります。
 
なにそれ、嫉妬?
 
違うよ
 
勢いよくブランコを高く漕いで飛び降りた亮平が、背中を向けたまま純に質問します。
 
純くんさあ、オレとセックスする夢見たって言ってたじゃん。俺に恋してた時期ってあったの?
 
亮平のことは大好きだけど、つきあいたいって思ったことは一度もないよ
 
今のマジ?」と亮平が聞いてくるので、純も「僕は亮平を恋愛対象としてみたことはない」と返しますが、亮平が訊きたかったのはそうではありませんでした。
 
じゃなくて、オレのこと大好き、ってところ!
 
あたりまえだろ、と笑う純に、亮平が正面から抱きつきました。 
 
マコトさんは、家族でここに来たことがあるの?
 
あるよ。ジュンくんは?
 
僕もある
 
父親と来たことがある思い出の動物園で、純はマコトさんと最後のデートをしているのでした。
 
人ごみの中でつないでみる手。
 
純は照れくさそうにマコトさんの横顔を見上げます。
 
ジュンくん、彼女とはどうなった?
 
振られちゃった。遠距離は無理だって
 
そうか、とつぶやきながら、マコトさんは自分が若かったころのことを話し始めました。
 
純くらいの頃、とても悩んだこと、
 
今よりも性的マイノリティにはつらい時代だったこと、
 
それでも自分は男しか好きになれなかったということ。
 
そんなときに今の奥さんと出会ったこと、
 
「家庭菜園が趣味だ」とマコトさんが言えば、翌日には苗を買って訪ねてくる、そんな露骨なアプローチが逆にマコトさんには効果を示した、と言います。
 
もしかしてこの人なら悩みを受け止めてもらえるのかも、と思った、と。
 
やがて彼女は、僕にプロポーズしてきた。僕はそれを受けた。自分のために受けた
 
断ったら彼女がかわいそう、ではなく、自分のために。
 
家族が欲しかった自分のために。
 
だから結婚した。
 
純が辿ろうとした道のりをマコトさんは歩んできたのでした。
 
爪が食い込むほど固く手を握りしめながら、マコトさんは語っていました。
 
コウモリは卑怯なのかなあ?
 
いつかふたりで話したこと。
 
どちらの種族にも属せない、どちらの種族にも媚びへつらうコウモリ。
 
自分たちを「卑怯」と呼んだあの日。
 
獣の牙もない、鳥の鋭いくちばしもないコウモリはどうしようもなく弱いから、そうして生き残ることしかできなかったのに、とマコトさんは言います。
 
それでも卑怯と呼ばれるのが妥当なのか、と。
 
穏やかな笑顔を純に向けて、マコトさんは言いました。
 
妻を助けるよ
 
純が先だってマコトさんにした質問です。
 
『川で自分と奥さんが溺れていたら、マコトさんはどっちを助けるのか』
 
その答えをマコトさんは「見つけた」のでした。
 
本当に良かった。あなたがそういう人で。
 
純はぐっと歯を食いしばり、「・・・それじゃ」とだけなんとか言いました。
 
後の言葉はマコトさんが引き取ってくれます。
 
さようなら
 
マコトさんに背を向けて純は歩き出します。
 
マコトさんから見えなくなったあたりで、純は体を二つに折って泣きました。
 
それでも、泣きながら、歩きました。
 
翌日、純は美術展に来ていました。
 
紗枝と一緒です。
 
何を描いたのかと訊ねる純に、「それは見てのお楽しみ~」と紗枝は教えてくれません。
 
紗枝の賞を獲った絵を見に来たのです。
 
・・・これ・・・
 
大きなキャンバスに描かれた紗枝の作品の前で、純は息を呑みます。
 
それは水族館で大きな水槽の前で、水槽から落ちてくる光に手を伸ばしている自分でした。
 
『恋に落ちて』というタイトルを見て、「恥ずかしいタイトルだね」と言ってみると、紗枝は「別れたカレシの絵が飾られてる時点で死ぬほど恥ずかしいんだから、いまさらでしょ」とあっさり言ってのけます。
 
ほかに感想は?
 
純は「ありがとう」と口に出しました。
 
三浦さんと出会って、僕の人生は変わった。
 
僕を、ちゃんと見てくれて、本当に、ありがとう
 
純の言葉に紗枝ははにかんでこう言いました。
 
『上手だね』より、ずっとうれしい
 
ふたりはしばらく、絵の前で黙って立ち尽くしていました。
 
やがて紗枝が唐突に話を始めました。
 
ねえ、安藤くん。前に、同性愛者がどうしてこの世に生まれてくるのかわからない、なんてこと言ってたでしょ? その答え、私、わかったかも
 
え?
 
神様は腐女子なんじゃないかな。
 
・・・呆れるほど納得したよ
 


出発

春を迎えた大阪。
 
純は大学のキャンバスに母の陽子(安藤玉恵)と一緒に来ていました。
 
自己紹介は考えたのか、と訊いてきた母に、「QUEENが好きってことは言おうかな」と純が言えば、母は映画がヒットしたからキャッチ―だと言い、鼻歌で「この歌が好き」と歌って聞かせます。
 
映画見たの?
 
このあいだ、純くんが持っているCD借りた
 
これからもっと純をしらなきゃいけないから、と母は言います。
 
大学の初日についてくる母親はいないよ、と母をこのあたりで返そうとする純に、母は悪戯っぽく笑って言いました。
 
私を普通の母親だと思ったら大間違いよ
 
“39”では、紗枝がカウンターに座ってケイト(サラ・オレイン)さんと話していました。
 
教えてくれてありがとう
 
たぶん、紗枝が純のことを話したということなのでしょう。ふたりの顛末なのか、ただ、純の今のことを話したのかはわかりませんが。
 
そして大学の大教室に入る純。
 
紗枝からはタイミングを見計らったように「がんばれ」とLINEが入ります。
ひとりずつ自己紹介が始まり、自分の番になった純は、立ち上がって、「東京から来た安藤純と言います」と応えました。
 
そして、少しだけ何かをためらい、顔を上げて。
 
僕は
 
純は、何と自己紹介したのでしょうか。
 


『腐女子、うっかりゲイに告る』【第8話】の感想および考察

この作品には3通りのゲイの人が描かれていました。
 
14歳のMr.Fahrenheitは必死に背伸びをしながら「20歳のゲイ」を演じていました。 
悩んだ末に、家族と分かり合えなかった彼は死を選んでしまいました。もしも彼が、20歳のゲイに本当になりきれていたなら、14歳の彼には生き抜けなかった苦しみが生き抜けたのかもしれません。
 
ずっと昔に14歳だったマコトさんは、今よりももっと性的マイノリティに厳しい目が向けられていた時代を、彼なりのやり方でうまくサバイブし、高校生を恋人にするなどのいくらかの倫理的な部分には考えるべきところもありますが、それでも自分が自分として生きていくことを自分に許しています。
 
そして、自分の少し先にいるMr.Fahrenheitと、そのもっと先にいるマコトさんを見ながら揺れ動く純。実際には、Mr.Fahrenheitとマコトさんの間の年齢なわけですが。
 
純が実は14歳のMr.Fahrenheitにすっかり騙されてしまった理由は、SNS上のMr.Fahrenheitは純と違って、自分を否定していない凛とした人格を持っていたからでしょう。
 
そしてMr.Fahrenheit自身にしてみれば、恐らく、SNS上にいる自分と、現実の自分との間で揺れ動き、悩み、そしてその乖離に絶望するしかなかったのではないでしょうか。きっかけは、唯一現実の自分を認めてくれていた「従兄の彼」の死が絶望という結果になってしまったのではないかと思います。
 
もしもMr.Fahrenheitが、14歳のゲイとしてSNSで純と話をしていたなら、もっと違った人生がMr.Fahrenheitにはあったかもしれません。
 
「中二病かよ」この言葉に、純の小さな後悔があったことと思います。もしも自分がMr.Fahrenheitの正体に気づいていたなら、と純が思わなかったはずがありません。
 
「過去と他人は変えられない」、これは交流分析という臨床心理学で言われることです。
 
言い方を変えれば、この言葉の意味は過去と他人は変える必要はないということでもあるわけです。なぜなら、他人はともかく、自分の過去を否定(変えたいと思うこと、つまり後悔)は、その延長線上にある現在の自分をも否定しかねないことだからです。
 
恐らく自分の肯定・否定よりも家族の否定の力が勝ってしまったMr.Fahrenheitは死を選ぶことになってしまい、半ば自分を偽ってはいても否定はしなかったからこそマコトさんは生き抜いてこられた、そして、純は、今はもう自分を否定していません。もちろんまだ、悩みは次々出てくることでしょう。
 
生きている以上、そして、まだまだ性的マイノリティには生きづらい社会的ルールが多い現代では、それも仕方ないことなのかもしれません。
 
それでも、生きていけるだけの肯定をちゃんと自分の中に持つことができたに違いありません。自分を肯定できる人間は、きっと、どんなに辛くても生きていけるのではないかと思います。
 
紗枝が自分の絵に対して純から「ちゃんと見てくれてありがとう」という言葉をもらいます。そのときに「『上手だね』より嬉しい言葉だ」と返しますが、ただ絵が上手い、という括りではなく、自分が何故うまく描けたかを嗅ぎ取ってくれたことに対してうれしい、と言う場面です。
 
時に人は、世界を簡単にしないと生きていけないけど、別の時には、自分を「個」として承認してくれないと生きていけない、面倒くさい生き物なのです。
Mr.Fahrenheitという人物の影で物語を通して語り続けられた「世界を簡単にするな」という命題、そして、純が見つけ出した「世界を簡単にしてもいい」という解答。
 
全く正反対のことが実はこの世の中では正解になることがあるという、人間の矛盾をよく突いた作品だったと思います。
 
ドラマ全体を通して、繊細なテーマを、繊細なタッチでうまく描いてくれたな、と思います。
 
一般的な目で見ると腐女子と言うのはこういう風に映っているのかな、という発見も(笑)。
 
最終回までおつきあいくださったみなさま、ありがとうございました。
 

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第8話】の視聴率は?

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第8話】の視聴率は分かり次第掲載します!  

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