【ドラマ】『きのう何食べた?』【第4話】のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!
【ドラマ】「きのう何食べた?」3話のネタバレストーリー&感想まとめ!
アラフォー男2人、2LDK住まい、1か月の食費25000円。
弁護士のシロさん(筧史朗)は毎日の夕食をいかに安くやりくりして美味しく食べさせるかに、案件ひとつ完了させるほどの充実感を感じる男。
同居中の恋人ケンジ(矢吹賢二)はオープンリーゲイの美容師。
そんなふたりのつつましやかだけどそれなりに幸せでそれなりに波乱のある毎日を各話の献立とともにご紹介します。
お好きなところからどうぞ
『きのう何食べた?』【第4話】のストーリー(ネタバレあり)
『きのう何食べた?』【第4話】のストーリーを見ていきましょう!
今回はストーリーを
- 父の手術と母の動揺
- あれは3年前・・・
- 特別で普段のクリスマス
の3部に分けてお話していきます。
ではどうぞ!
父の手術と母の動揺
夜更け、ケンジ(内野聖陽)が起きてきてみると、シロさん(西島秀俊)が流しで一所懸命お鍋を磨いています。
「鍋ちょっと焦がしたから気になって」
「・・・今、やらなくても」
どうやらシロさん、明日のおとうさんの食道がんの手術が気になって寝付けなかったんですね。
「あ。明日の晩めしだけど、今日のとおんなじで悪いな」
「何言ってんの。用意してもらえるだけありがたいよ」
お互いの気遣い。いいですね。
ケンジがそこで、「おかあさんに」と、ミニタオルをシロさんに渡します。
手術室へ入っていくおとうさん(志賀廣太郎)を見送り、病室でこれから10時間も予定されている手術の終わりを待つことになるおかあさん(梶芽衣子)とシロさん。
10時間。はっきり言って長いです。
時計の針の音も大きく聞こえる気がしますよね。ただ待つ身には時間もなかなか過ぎません。
「おとうさん!どうしよう、おとうさんが死んじゃったら!」
突然おかあさんが叫び出します。
「史朗さんも祈ってよ! そんな書類なんか読んでないで! 裁判なんか負けてもいいから、おとうさんを助けてくださいって神様に祈りなさい!!」
おかあさん、それは無茶というもの(汗)。
「祈れないよ。依頼人の人生がかかってるんだから!」
なんとかおかあさんを落ち着かせて、またしばらくは黙るおかあさんですが、救急車の音が聞こえたりもして、またもやおかあさん、取り乱します。
まるで間欠泉だ。
シロさん、おかあさんをなだめつつ、個室であることに感謝します。
「今まですがった神様、どうかおとうさんの命をお助けください」
おかあさんが声に出して泣きながら祈ります。(おかあさん、そんなにたくさんの神様にすがってきたの?)
シロさん、ここでケンジのくれたミニタオルを差し出します。
「おかあさんに、って。・・・『知り合い』がくれた」
包装を解いてタオルを見て、「素敵」と、おかあさん。涙を拭きます。
タオルに込められた温かい気持ちが伝わったのか、おかあさん、落ち着きを取り戻せたようです。
でもシロさん、ケンジからだ、とは言えませんでした。
「おかあさんてさ、意外とおとうさんのこと、好きだったんだね」
「当たり前でしょう。大好きよ」
シロさん、じっとおかあさんを見ながら何やら感じ入っています。
おとうさんの手術、(ドクターたちの)苦労の甲斐あって無事終了したようです。
家へ帰ってきて、おとうさんがいつも座っている椅子を見ながら、おかあさんがしみじみ言いました。
おとうさんがもうずっといなくなっちゃうかもしれないんだ、って思うと、昨夜はつらかった、と。
「毎日一緒に暮らしてる人って、特別なのねえ」
翌朝、無事麻酔から目覚めたおとうさんとも会話ができて、サンドイッチを病院のデイルームで食べるおかあさん、「やっと味がするわ」とうれしそうです。
間を開けずにお父さんの顔を見にきて、と言うおかあさん、「また、天ぷら上げるから」。
おかあさん、天ぷらがお得意なのかな。それともお好きなのかな。
「天ぷら大好物なんだけど、自分じゃうまく揚げられないんだよね。コツってなんなの?」とシロさんが訊くとおかあさん、きっぱり。
「思い切りよ」
史朗さんに思い切りを求めても無駄でしょうけど、と手厳しいおかあさん、すっかり通常モードでした。
帰宅したシロさん。コートとマフラーを脱ぎながら、「やっぱり師走だな」と言っているので、前回第3話からもう2か月ほど経つんですね。
ケンジは今日は定休日でおやすみでした。
洗濯ものを取り込んでシロさんを出迎えるケンジ。
段ボールがまとめてあったり、古新聞や雑誌が束ねられていたり、流しがきれいになっていたり。
どうやらシロさんの留守中にお掃除をきちんとしてくれていたようです。
お礼をいうシロさんにアイロンがけをしながら「大変なときって帰ってきて家が散らかっていると余計気持ちがすさむじゃない」となんでもないことのように言うケンジ。
シロさん、嬉しくなったんでしょうね。声が弾みます。
「メシ作るか。鍋とかにするか」
いいねえ、とすぐに台所へ来て手伝い始めるケンジがおとうさんの様子を訊くと、「よく寝た、って」と、麻酔から覚めたときのおとうさんの言葉をシロさんが言います。
表情の緩むふたりなのでした。
あれは3年前・・・
上町法律事務所。シロさんの勤務先です。
クリスマスです。事務所でも話題に出ます。
「男でクリスマスが楽しいのなんて、独身だけでしょ。ね。筧先生?」
と若先生に話を振られますが、シロさん、「いや。特別楽しくはないけど」とあっさり返します。
「このあと、どっか行くんでしょ?」と若先生に突っ込まれると、歯切れも悪く「行くには行くけど・・・」と答えさせられるシロさん。
→行先は「いつもの」中村屋でした(爆)。
トマト缶 1缶88円。今なら2缶で100円。
見過ごせません。
年末に在庫を減らしたいのか、とか、シロさん、余計なお世話です、それ(笑)。
そんなこと言いつつ、しっかり買うものは買います。
スーパーの前でサンタさんにじゃれつく子どもたちを見ながら、おかあさんの「思い切りよ」なんて言葉を思い出したシロさん。
シロさんには思い切りなんて言っても無駄、とまで言われましたが、そんなシロさんにも思い切った思い出がありました。
「思い切ったなあ。あのときは」
3年前の夏、シロさんは当時の恋人・マーちゃんに連れられて2丁目(=新宿2丁目)デビューしました。
相手がいるのに声掛けられたらどうしよう、なんてちょっと自信ありげなシロさんに、
恋人は「おまえ、大丈夫だよ。全然モテるタイプじゃないからね」。
ひ、ひどい、マーちゃん・・・。
呆然とするシロさんを置いて、マーちゃん、近づいてきたゲイ友たちと連れだってどこかへ行ってしまいます。
ひとり残されたシロさん、あたりを観察してようやく理解します。
ゲイにもモテファッションが存在するのだ!
シロさんの容貌はシロさんに言わせると、女性がすっぴんで合コンに来るくらい場違いなんだそう。
なるほど、シロさん以外の店内にいる男性たちは、ガチっとしてムチっとした、マッチョや細マッチョで短髪の人が多そうです。
そしてシロさん、実際、本当に、全くモテなかった・・・。(ひとりで飲んでいるのに誰からもお声がかからなかった(涙))
(帰りたい・・・)とたそがれるシロさん。
そこへマーちゃんが誰かを連れて戻ってきました。
「へー、マーちゃん、今、この人つきあってるんだ~」とやってきたのがケンジでした。
シロさんのケンジ初見の感想は「意外と普通のヤツ」。
ケンジもモテファッションじゃなさそうです。(髪は短くないし、マッチョでもなさそうだし)
そしてケンジはそのとき、場違いで所在なさげに感じて落ちこんでいたシロさんをなぜかベタ褒めしてくれたそうです。
つまり、好印象だったってことでしょうかね。(ひとめぼれ?)
その後、別段、交流することもなかったそうですが、あるときシロさんが家の近くの美容室に行くと、なんとそこにはケンジが。
『ひょんなことで再会した』
シロさん、こういうときに「ひょん」を使うんですよ、「ひょん」。(←参照:第1話の最後)
「マーちゃん、元気ですか」と訊ねるケンジに小声で「あのあと別れた」と言うシロさん。それを聞いたケンジがなんだかちょっと嬉しそうな。
絶対、シロさんの不幸を聞いて返事に困った愛想笑いだけじゃあないと思います。
その後、家が近いこともあって、食事に行ったり、飲みに行ったりと交流を重ねるふたり。
良く会うけど、べつにつきあっているわけじゃない、なんてシロさんは回想しますが、ケンジと一緒に飲んだり食べたり、ケンジを待っているシロさん、すっごく幸せそう~。
そんなある日、シロさんがケンジの美容室で(当然、ケンジご指名ですね♪)、アパートの水漏れでケンジの部屋が水浸しになって大変だと言う話を聞きます。
店長の家で居候しているけどご家族もいて悪いし、とか話しながら、シャンプーの準備をするケンジ。
「年末のこの時期に家がぐちゃぐちゃ・・・」と心配するシロさん。
年末年始、他人の家に居座るわけにはいかないですよねえ。
シャンプー台でシロさんの椅子を倒し、顔に覆いをかけるケンジ。
シャンプーを始めかけた時、シロさんは思い切りました。
「あの・・・ウチ、来る・・・?」
立ち尽くすケンジ。
「・・・え・・・、いいの?」
あのとき、オレは相当思い切った。
そう思い出しながら、クリスマスの夜道、ケンジの仕事している美容室の窓の下を通りながら帰路につくシロさんなのでした。
特別で普段のクリスマス
夕食(クリスマス)の献立
- ラザニア
- 鶏肉の香草焼き
- 明太子とサワークリームのディップ+バゲット
- ワイン
- ショートケーキとモンブラン
「さて、今年もやるか」
ラザニアから調理を始めるシロさん。
さっそくさっき買ったトマト缶の出番です。
缶を鍋に空けたら、空いた缶をすすぐついでに水を汲み、鍋へ。
水を入れながら缶の蓋もちゃんと洗うあたり、さすが細かい(笑)。
トマトソースを煮込みつつ、ホワイトソースを作る。
ラザニアの材料を耐熱皿に入れたら、今度は鶏肉の香草焼きの準備。
こちらも2つの耐熱皿に盛ったら、さきほどのラザニアのお皿といっしょにオーブンへ。
効率いいですね。さすがです。
次はサワークリームに明太子をほぐし入れてディップを作ります。
あー。これをバゲットに塗ったくったやつ、ケンジ好きなんだよなあ、なんて考えながらディップを指にとってペロリと味見。
楽しそうですね、シロさん。
そこへケンジ帰宅。
「シ~ロさん」
メリークリスマス♪と言いながら取り出したのは、小さな鉢植えのクリスマスツリー。
「安くなってたから買ってきちゃった」と、ちゃんとそこは言っとかなくちゃね、ケンジ。
シロさんも、今日ばかりは「無駄遣いして」なんて言わず、喜びます。
ほんっと嬉しそう♡
今日の調理シーン、しっかり2分30秒間。
「この明太子ディップ、ほんっと美味しい。赤ワインと交互にやっちゃうともう永久に止まんないよねえ」
バゲットを頬張りワインを飲むケンジに、「こっちも熱いうちに食え」とシロさんがラザニアを取り分けます。
そう。熱いものは暑いうちに食べてほしいんですよ。
あちちっ、とふがふがするケンジにシロさん満面の笑顔。
「とろっとろでサイコー」
鶏肉の香草焼きも口に入れ、「ちょうどイイ塩加減でおいしい」
おいしい、おいしい。ひとつずつのお皿にこうして感想を言ってくれると、作り甲斐があるってもんです。
シロさんは満足げなケンジを見つつも、「おまえ、去年のクリスマスも同じメニューをリクエストしたよな。作る方は考えなくて済むから助かるけど、こういう日ぐらい、ほかにないか食いたいもんとか無いの?」とケンジに訊くのですがケンジはこう言います。
「うん。なんかほら。おせち料理みたいにいつも同じメニューのほうが特別な日って感じがするじゃない」
特別なんですよね、このメニューは♡
シロさんも、わかってるんですよね。
思い出します。
ケンジが初めてこの家に来たクリスマスの日を。
ラザニア。鶏肉の香草焼き。バゲットとディップ。ワイン。
今日と同じ料理を並べたあの夜。
「これ、全部手作り?」
「いやほら、クリスマスだから。それっぽくしてみようかなと思って」
「シロさんて料理上手いんだね」というケンジは、シロさんの初めて見る面に新鮮さを感じています。
シロさんはちょっと照れつつ「ようこそ、我が家へ」と改まって口にします。
だって、「相当思い切った」んですからねえ。
リビングを見渡して、ケンジがちょっと真顔になって言います。「よろしくね」
これからよろしくね、ですよね。
シロさんもそれを受けて、神妙に頷きます。
こうしてなんとなく、一緒に住み始めて3年。
最初のクリスマスのメニューを毎年リクエストし続けるケンジ。
それに応え続けるシロさん。
毎年同じ、ふたりのクリスマスのための特別なメニュー、毎年クリスマスを迎えないと食べられないメニュー。
「いい夜だね」
「うん」
食後、おかあさんにシロさんが電話しています。
おとうさんの様子を聞き、そして、この間おかあさんにあげたミニタオルが、ケンジからおかあさんへのプレゼントだと話します。
「ありがとうってお伝えしてね」
電話を切って、「矢吹賢二、さん」とつぶやくおかあさん。
電話のあと、嬉々としてケーキの箱を空けるケンジを真正面から見ながら、
(まったくオレの好みのタイプではない)
と真顔で考えるシロさん。
買ってきたケーキがショートケーキとモンブランだと言うケンジへ「正解だな」と返事しながら、心では、毎日暮らす相手としては「正解だな」と言っているシロさん。
んもー。素直じゃないなあ。
ショートケーキとモンブランを半分こずつして食べるふたり。
『きのう何食べた?』【第4話】の感想および考察
覚悟、なのかなあ。
男女でも男男でも同じですよね。
他人と一緒に住み始める決意。
結婚という形が今のところまだないだけに(国や地域によってはパートナー申請できるところも出てきましたが)、同性同士はもしかすると、こうして一緒に暮らすことが異性間よりも少し大きな決意表明になるのかもしれないですね。
両親の絆。
いつも一緒に暮らしている家族。
いつも同じでいいんだけど、その日だけの特別な料理。
日常の中にある「いつも」と「特別」。家族って、愛する人って、「いつも」と特別が表裏一体ですよね。
そうそう。これまで、「一緒に住んでいるカレシさん」としかこ知らなかったおかあさんに、シロさん、初めてケンジの名前を告げたようです。
それを静かに受け入れたおかあさん。
嬉しかったでしょうね、シロさん。
そんなわけでケンジとの馴れ初めがわかった回でした。
前回第3話、実は機械の時計がわずか30秒ほど狂っていまして最後が切れていました(涙)。
気を取り直して、今回はしっかりと本編放送後の宣伝の様子をば。
と思いきや、第1話の時と同じ見逃し配信の宣伝でした。毎回違うことをやってくれるわけでもないのですね。残念。
さて、みなさんは、きのう何食べた?
(きのうはともかく、放映翌日の夜、ラザニアと鶏肉の香草焼きと明太子ディップのどれかあるいはすべてが食卓にあがるおうちが多かったに違いない。)
『きのう何食べた?』【第4話】の視聴率は?
『きのう何食べた?』【第4話】の視聴率は2.9%でした!
- 第1話:3.2%
- 第2話:3.5%
- 第3話:2.7%
- 第4話:2.9%
【ドラマ】「きのう何食べた?」5話のネタバレストーリー&感想まとめ!
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