【ドラマ】『腐女子、うっかりゲイに告る』【第1話】のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!
 
ゲイであることを隠しているQUEENが好きな高校生・安藤純(金子大地)。
 
腐女子であることを純に知られたクラスメートの三浦紗枝(藤野涼子)。
 
『腐女子』という秘密をシェアしたことから、ふたりは少しずつ少しずつ変わっていく。
 

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第1話】のストーリーを見ていきましょう!
今回はストーリーを

  • それぞれの非日常と日常
  • Mr.Fahrenheit
  • 僕は「簡単化」してわかったふりをしたくない

の3部に分けてお話していきます。
ではどうぞ!

それぞれの非日常と日常

ラブホテルのベッドの上には抱き合う男同士。
 
片やまだ少年。相手は大人の男性。
 
少年の寂し気なモノローグ。
 
――摩擦がゼロになる。空気抵抗がなくなる。
 
とある書店で、高校生の安藤純(金子大地)は、レジで同級生・三浦紗枝(藤野涼子)と隣り合わせます。
 
僕のヴァージンを先生に捧げたい
 
なかなか衝撃的なタイトルの、一目でわかるBLと呼ばれるジャンルの本。
 
紗枝とも目が合いましたが、純は何も言わず、書店を後にしました。
 
その背中を追ってきた紗枝はBL本を買っていたことはクラスのみんなには黙っててほしいと言います。
 
三浦さん、腐女子だったんだ?
 
薄笑いを浮かべた純は、さきほど紗枝が購入したBL本を見せて、と要求しました。
 
ぱらぱらと漫画本をめくり「ファンタジーだなあ・・・」と純はつぶやきます。
 
三浦さんはどうしてBLが好きなの?
 
非日常だから
 
私の周りにはそういう人いないもん、と紗枝。
 
・・・そうだね
 
純はくるりと背を向けて紗枝から立ち去りました。
 
自分の周りにそういう人はいない」と言う彼女の目の前にいる自分こそ、ゲイなんだけどな、純はそう思います。
 
翌朝、登校するなり紗枝に「言わないでよ」と小声で念押しされ、純は無言で頷きます。
 
休み時間の男子の輪の中心にはガールフレンドとの初体験を披露している小野雄介(内藤秀一郎)。
 
周りに合わせてうらやましがるふりをする純に、雄介が「ほんとに思ってる?」と鋭いつっこみを入れるが、純は作り笑いで肯定したふりをします。
 
夜、アパートでひとりの夕食を食べながら、純は昨日、書店で紗枝と会った後の恋人との逢瀬を思い出します。
 
(以下回想)
 
ホテルのベッドに寝転がっている純と、ベッドに腰かけて髪を拭いているマコト(佐々木誠:谷原章介)
 
マコトさんと一緒にいるときに遭遇しなくて良かった
 
BL本を買っていた紗枝と本屋で出くわしたことを恋人のマコトに話す純。
 
絶対言わないと約束させられたと言うと、マコトは「そんなに過激な本だったのか」と訊きますが、純は紗枝に呟いたように、完全なファンタジーの世界だった、と言います。
 
ゲイの初体験がいかにも簡単に描かれ過ぎている、と。
 
純くんは最初のとき、大変だったからね」と、純の髪を撫でるマコト。
 
そこへマコトのスマホのメール着信のバイブ音が響きます。
 
奥さん?
 
マコトは既婚者です。純はマコトを無理に呼び出したことを謝りますが、マコトは話を変えてしまいました。
 
その女の子なら、純くんのこと理解してくれるかもね
 
そう言いながら、マコトは純に優しくキスしました。
 
(回想終わり)
 

Mr.Fahrenheit

マコトは紗枝が純を理解してくれるかも、と言ったけれど、純は自分にマコトという恋人がいること知った紗枝は軽蔑するだろうと考えます。世間体のために女性をだますなんて現実のゲイは汚い、と。
 
奥さんも子供もいるのに純を抱くマコトですが、純もまた、将来は女性と結婚して子どもを持って、家庭を築きたいと思っています。世の中の男性が持つ「普通」を手に入れたい、と思っています。
 
純が自分の部屋で勉強しているとPCからチャットメッセージの着信音がしました。
 
送信者はMr.Fahrenheit
 
会ったこともないネッ友だけれど、純には大きな意味を持つ友人です。
 
純と同じで一回り以上も年上の同性の恋人を持っていること、その恋人はAIDS(後天性免疫不全症)を発症しているということ。
 
Mr.FahrenheitにクラスメートがBl本を買っていたところに出くわした話をすると、Mr.Fahrenheitはその子に謝るべきだと言うのです。
 
どうして自分が謝らなければならない、と純が返すと、Mr.Fahrenheitは、「ゲイくらいばれてもいいじゃないかと言われたら君はどう思う?」と言いました。
 
たかが趣味のBLと性指向を一緒にするな」とちょっとムッとして返すと、Mr.Fahrenheitはこう言います。
 
真に恐れるべきは人間を簡単にする肩書きだ」と。
 
紗枝の特徴は「絵が上手いこと」と説明する純に、Mr.Fahrenheitは「紗枝」をこう解説してみせました。
 
(腐女子は二次元好き→絵が上手い→きっとオタク→気持ち悪い)
 
世間はこの図式で紗枝という女の子の一個の人間としての色んな側面は見ないことにし、腐女子として一括りにして理解した気持ちになれるのだというわけです。
 
物理の、『ただし、摩擦は0とする』みたいな?
 
摩擦が0なわけがないのに。
 
空気抵抗を無視していいわけがないのに。
 
BLはファンタジーだけど、目の前にカムアウトしているゲイがいないからと言ってこの世のゲイは非日常の存在ではないのに?
 

僕は「簡単化」してわかったふりをしたくない

学校の屋上でヘッドホンで音楽を聴いている純のところへ紗枝がやってきます。
 
言ってないよね?
 
言ってないよ。三浦さんがホモ好きの腐女子だなんて、話すタイミングも必要もないしね
 
腐女子バレくらい気にすることはない、という純に、紗枝がここまでしつこく純に口封じをするのは、中学生の頃に腐女子だということがばれて友だちがみんな去って行ってしまったという過去があると話します。
 
そして、純がBL本を見てファンタジーだと言ったことが気に障っていたようで、純に向かって人の好きなものを否定するのは良くない、と紗枝は言います。
 
ファンタジーはファンタジーで需要があるんだからいいだろう、現実のゲイなんて汚いんだし」と言い返す純に、紗枝は「現実のゲイの人に失礼だ」と、くってかかります。
 
同性愛に理解があるんだね
 
純はどんな気持ちでこのセリフを口にしたのでしょうか。
 
わからないくせに、という皮肉?
 
それとも、もしかしたら、自分を理解してくれるんだろうか、という期待がこのときの純の中にわずかでもあったのかもしれません。
 
大丈夫、絶対言わないから」という約束をもう一度する純に、紗枝は全然別の話を持ち掛けます。
 
週末、アニメのイベントで限定グッズを手に入れたいから純に一緒に来てほしいと言うのです。
 
紗枝は「私の秘密を見たし、私は傷ついているし。だから断る権利はない」と言う言い方で純を説得しますが、正直、意味がわかりません(笑)。
 
純の方が「秘密をばらされたくなかったら言うことを聞け」って脅すならわかるんですが。しかし純はOKします。
 
理由は、
 
土曜日はヒマだから、
 
単純に興味があったから。(イベントに? 腐女子に?)、
 
そして、自分を偽って生きる紗枝が本当の姿をさらけ出して頼むのを断れなかったから。
 
週末、アニメイベントで紗枝は「姐さん」(望月綾乃)と慕う年上のBL友だちに純を紹介します。「姐さん」は彼氏・ハヤト(亀島一徳)連れでした。
 
2時間並んで限定グッズを手に入れたあと、姐さんが水族館へ行こうと提案し、不承不承、純は従います。
 
水族館で、今日のようなイベントによく一緒に参加するのか、と純がハヤトに聞けば、「一緒にいられれば、なんでも楽しいから」といい人コメントが返ってきましたが、「一緒に楽しめばいいんですかね」と純が言うと、
 
そりゃ無理でしょ。男同士なんて気持ち悪いじゃん
 
すっと冷めた表情になる純。
 
純はいつも何かを期待しているのかもしれません。それがゲイへの理解なのか、自分への理解なのか、もっと違うことなのかはたぶん、純にもはっきりとわかっていないのだと思いますが。
 
水族館の外エリアへ出て一休みしていると、紗枝が純に「腐女子ってめんどくさーい」って顔してる、と声をかけます。
 
純は「そんなことないよ」と否定しておいて、ちょっと意地悪を言ってみます。
 
腐女子がみんな三浦さんみたいな子なわけじゃない。
 
だから「腐女子めんどくさい」じゃないよ。
 
三浦さん、めんどくさい」だよ。
 
口が悪い、と怒りながらも紗枝が言います。
 
でも、決めつけないのは偉いと思う。そのほうが簡単だもん
 
Mr.Fahrenheitの言葉と同じだ、と純ははっとします。
 
そして、友人に言われたんだけど、と前置きして。
 
人間は自分が理解できるように世界を簡単にしてしまうもんなんだ、って。僕はそれでわかったふりはしたくない。僕は三浦さんが腐女子だからこういう女の子だって決めつけたくない」と純は話します。
 
ちょっと照れ臭くなったのか、紗枝から目を逸らした純は頭上の水槽に手を伸ばします。
 
紗枝がその横顔をスマホでパチリ。
 
これって、聞きようによっては、「僕は君自身を見てるよ」っていう告白ともとられかねませんよね。紗枝が純を撮影したのも、そんな勘違いから芽生えた恋愛感情の発露だったかもしれません。
 
そこへ亮平が登場。純と紗枝が一緒にいることを見て揶揄います。
 
さらには慌てた紗枝がたくさんのBL本が入ったかばんをひっくり返して本がばらまかれ、「なんだ、これ」という亮平に、純が「親戚のお姉さんのものだ」と誤魔化し結果紗枝をかばう体になりました。
 
安藤くんの好きなものは?と帰りのバスで聞く紗枝に、ヘッドフォンを片耳貸す純。
 
流れるのはQUEEN。
 
そこからQUEENについて語り始める純。
 
QUEENの特徴はストーリー性の強さで、音で物語を表現している世界観がすごくて、そう語る一方で純は思い出します。
 
この社会に生まれたことが苦しくて苦しくて、どうしようもないときに、QUEENが自分を救ってくれたことを。
 
そんな純に、「好きなものを好きと言える時間が一番好きだな」と笑う紗枝の言葉に、純はマコトさんの言ったことを思い出しました。
 
その子なら純くんのことを理解してくれるかもね
 
純は思い切って紗枝にこんな質問をしてみます。
 
三浦さんって、クラスの中だと誰と誰が、とか考えたりするの? もし、クラスの中に本当にそういうやつがいたとしたら、三浦さんならどうする?
 
紗枝の答えは「まあ、ゲイなんて現実にそうそういないし
 
またもや何かを期待しかけていた純には、きついよね。この答え。
 
勘違いしちゃいけない。
 
彼女が好きなものはBLであって、僕ではない。
 

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第1話】の感想および考察

『三浦紗枝、僕と同じクラスの女子。美術部。文化祭の看板を描く係に選ばれるくらいには絵が上手い。そしてBLが好き』
 
これが純の中での紗枝という人間の認識。
 
一方、純が自分で自分を定義すると、5歳で両親が離婚して以来、母親と二人暮らしの自分は、「父親の愛情に飢えて、年上好きの同性愛者になった少年」ということになるらしい。
 
ネットの友だちMr.Fahrenheitは実はそんな純に「人間を簡単化しちゃいけない」と警鐘を鳴らしているのですね。
 
Mr.Fahrenheitはブログをやっていて、そこには「20才。年の離れた恋人がいる。恋人はAIDSで闘病中」と自己紹介していますが、これもまた、Mr.Fahrenheit自身が自分を簡単化しているにすぎない、という構成です。
 
性描写だけをぱらぱらと見てBLをファンタジーだという純と、自分の周りにオープンなゲイがいないからゲイは非日常と言う紗枝。これもまた「簡単化」のひとつの例。
 
簡単化しないで人とつきあっていくこと、簡単化してつきあっていくこと、をこれからこの高校生のふたりはどう折り合いをつけていくのでしょうか。
 
ドラマ自体は、なかなかきっちりとベッドシーンなどを描こうとしていて、「生身のゲイ」を表現しようとしているな、と思います。
 
一方で腐女子の描き方ですが、「安藤くんはウケっぽい」と初対面でいきなり相手を受攻に分類する姐さんとか、あまつさえ、純と姐さんの彼氏ハヤトを並べて、あっちが攻めでこっちが受けで、と言い始める紗枝と姐さんとか、常識的に考えてめっちゃ失礼だと思うんですが(笑)。
 
言いたくないけど、これだからオタクは、とか、腐女子は、って言われても仕方がないって感じに描かれていますが、これも、「いかにも腐女子」な簡単化のうまい表現だなあと苦笑してしまいました。
 
憤慨しつつ「腐女子あるある」であることは否定できなかったのではないかと想像します。
 
さて、こういう作品を作ることが、LGBTQの開放であるという簡単化に陥らないでいただきたいものだ、などとちょっと斜に構えつつも続きを楽しみにしています。

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第1話】の視聴率は?

『腐女子、うっかりゲイに告る』【第1話】の視聴率は分かり次第掲載します!  

 

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