【ドラマ】『大草原の小さな家 シリーズ1』【第24話】『父さんの友情 Funder’s Day』のあらすじからネタバレストーリーや感想までまとめてみました!
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『大草原の小さな家』のあらすじ
1800年代後半の西部開拓時代のアメリカ。
カリフォルニアで金鉱が発見されてゴールドラッシュが起き、アメリカに住む人々は、西へ西へと夢を求めて幌馬車で移動していった時代に、『インガルス一家』もまた、家族と家財道具と夢を幌馬車に詰め込んで自分たちの土地を求めて旅をしました。
そしてミネソタ州のウォルナットグローブという小さな町のプラムクリークというところに住むことにしました。
父さんのチャールズ、母さんのキャロライン、姉のメアリー、妹のキャリーとともに、ローラの少女時代を鮮やかな感性で描いたドラマです。
第1シリーズはまだまだインガルス家の子どもたちも幼いですが後半に進むにしたがって、自分たちの考えで行動し始める瑞々しいストーリーが楽しめます。
(『大草原の小さな家』シリーズと放映の詳細については『大草原の小さな家 シリーズ1』【第1話】のネタバレストーリー&感想まとめ!をご参照ください。
『大草原の小さな家 シリーズ1』の役と日本語吹替の声のキャスト
インガルス一家
- 父 チャールズ:マイケル・ランドン (声:森川智之)
- 母 キャロライン:カレン・グラッスル(声:小林さやか)
- 長女 メアリー:メリッサ・スー・アンダーソン(声:清水理沙)
- 次女 ローラ:メリッサ・ギルバート(声:宇山玲加)
- 三女 キャリー:リンゼイ/シドニー・グリーンブッシュ(声:佐藤美由希)
-
オルソン家
- 主人 ネルスン・オルソン:リチャード・ブル(声:岩崎ひろし)
- 夫人 ハリエット・オルソン:キャサリン・マクレガー(声:定岡小百合)
- 長女 ネリー・オルソン:アリソン・アーングリン(声:Lynn)
- 長男 ウィリー・オルソン:ジョナサン・ギルバート(声:れいみ)
- ラース・ハンソン:カール・スウェンソン(声:塾一久)
- ベイカー医師:ケビン・ハーゲン(声:大塚芳忠)
- オルデン牧師:ダブス・グリア(声:浦山迅)
- ケネディ:ウェイン・へフリー(声:高瀬右光)
- グランディ夫人:ジョージア・シュミッツ(声:久保田民絵)
- ジム・タイラー:(声:玄田哲章)
- ヘレン・タイラー:アン・ドーラン(声:沢田敏子)
ほか、声の出演:ボルケーノ太田、西村太佑、大津愛理、種市桃子
『大草原の小さな家 シリーズ1』【第24話】のストーリー(ネタバレあり)
『大草原の小さな家 シリーズ1』【第24話】のストーリーを見ていきましょう!
今回はストーリーを
- チャールズの新しい同僚
- 町の創立記念日
- 勝負より大事なもの
の3部に分けてお話していきます。
ではどうぞ!
チャールズの新しい同僚
週末はウォルナットグローブの町の創立記念日です。
運動会があるので、ローラもメアリーもそのことで頭がいっぱい。
なのにチャールズは「見る専門」にする、と言って製材所の仕事に出ていきました。
製材所では新しい人が今日から入るとハンソンに紹介されます。
ジム・タイラー。
「ジムでいいよ」と気安く言って、チャールズと握手します。
木を切り出しに一緒に行きますが、馬車の上では一歩的にジムが自分のことをしゃべるばかり。
そして切り出し場に着く早々、ハンソンが用意してくれたのこぎりに文句を付け、座り込んで刃の調整を始めました。
「大丈夫か?」
刃を触りながらジムがチャールズを見上げてそう言います。
「何が」
「しゃべらないからさ」
「無口な性質でね」
そして、チャールズはこうも言います。
「力がありそうだな。働き者か?」
「もちろんだ」
じゃあ、とっとと働こう。
そう言ってチャールズは斧を手に、木を伐り始めました。
大人の腕で一抱えもありそうな丸太を、力を合わせて切り出すチャールズとジム。
しかし製材所に戻ってくるなり、ジムは、「木を伐る相棒が農家でなく、本職ならもっと捗ったんだがな」とハンソンに初仕事の手ごたえを話します。
「手より口が動くお方だ」とムッとするチャールズ。
チャールズは自分はジムに負ける気はしない、と言います。
そこでハンソンは仲裁のつもりで、町の創立記念日に、丸太割り競争があると言いました。
帰り道も一緒なので並んで歩きますが、ジムはチャールズに向かって親方気取りで、あれこれ言います。
「疲れているようだな」
「いいや」
「親方っていうのは、あれこれ気づかなくてはならないんだ」
そんなジムにうんざりしながら、分かれ道で、チャールズは、明後日の勝負を見ていろと言って別れます。
ところがジムのほうこそ、チャールズと別れた後、家の前の水場で疲れてへたり込んでしまうのでした。
一方のチャールズも実は頑張りすぎたようで、家に帰るなり、運動会の二人三脚の練習を見てほしいとせがむ娘たちを断って、ベッドに倒れ込みます。
「すぐに夕食よ」
「いや、昼に食べ過ぎた」
そう言って、そのままベッドで眠り込むのでした。
夜、キャロラインにマッサージしてもらうチャールズ。
世界一のおしゃべり野郎、と何度も繰り返し、ジムのことを、銅像相手にでもしゃべり続けると言います。
木を切ることにかけては何でも知っているらしい、というものの、「農家が悪いとは言わない」と言われたことを根に持って、創立記念日には絶対ジムに勝ってやると言うのでした。
「ローラも同じよ。ずっと言ってるわ。ネリー・オルソンに勝つ、って」
それを聞いたチャールズは、偉そうにこんなことを言います。
「人生勝ち負けだけじゃない。頑張ることが大事なんだ。言っといてくれ」
キャロラインは笑いをかみ殺して「ええ、そうするわ」と言いました。
同じく、ジムも妻のヘレンに腰をもんでもらっていました。
「半分の年の人と張り合うなんて」とヘレンに文句を言われます。
「ミネソタの会社をあそこまでにしたのは俺なんだ。なのに、社長もおまえも人を年寄り扱いしやがって」
ヘレンは「世の中には木を切る以外の仕事もあるのよ」と言います。
ジムは「俺に人んちの前を箒持って掃けっていうのか?」と言いながら眠りに落ちていきました。
「困ったじいさんだわ」
ヘレンが呟きます。
キャロラインがオルソンの店へいつものように卵を持っていきます。
ハリエットが創立記念日の大きなポスターを店に飾っているのを見て、キャロラインは「楽しみだわ」と言います。
するとハリエットが突然こんなことを言い出しました。
「お気の毒だわ」
自分の子どもたちの自慢を始めたのです。
ネリーもウィリーも自分に似て運動神経がよく、何をやらせてもうまくできる、それにひきかえ、とローラとメアリーをくさすのです。
キャロラインは面白くありませんが、矛先を変えて、「あなたのおかあさまのお料理の腕前は?」と訊きます。
「ほら、私もあなたもパイコンテストに出るでしょう? 私に勝ち目はあるのかしらって思って」
ハリエットはもちろん自信ありげに微笑みます。
家に帰って、キャロラインはローラとメアリーに、ハリエットのパイを食べたことがあるか、味はどうか、と訊ねます。
「別に」
「普通」
「なんでそんなこと急に気にするんだ?」とチャールズが驚きます。
「オルソンさんもパイコンテストに出るから、気になって」
キャロラインが白状すると、娘たちは「母さんの勝ちよ!」ともちろん言います。
「みんな勝たなくちゃ!」と言うローラを、チャールズは諫めます。
「勝つことが重要じゃない。頑張ることが大事なんだ」
「・・・そのとおりよ」とキャロラインも一応、頷くのでした。
しかし夜、ベッドの中でキャロラインはチャールズに「私、やっぱりパイコンテストではオルソンさんに勝ちたいわ」と白状します。
するとチャールズも「僕もジムには負けたくない」とこっそり打ち明けるのでした。
町の創立記念日
今日は創立記念日です。
礼拝用の綺麗なドレスを着てローラは輪回しの練習に余念がありません。
チャールズは斧を2本、準備しました。
1本は新品です。
キャロラインはふたつ焼いたパイを納屋まで持ってきて、どっちをコンテストに出そうか迷います。
ジムも斧の手入れをしっかりしています。
ヘレンがお弁当を詰めてくれますが、ジムはチャールズを負かすことしか頭にありません。
「ねえ、ジム。年を取ったっていいじゃない。苦労は昔のこと、いい思い出もたくさんあるじゃない。結婚して40年、ずっと親方だった」
いいことはたくさんあった、年寄りの特権よ、とヘレンが言いますが、ジムはもう一度だけ、親方として力を見せつけたいと願っているのでした。
パイコンテストの審査官はオルデン牧師です。
「甲乙つけがたい。だがなんとか3つまで絞りました」
グランディさんのパイは大変おいしい。
オルソンさんのパイも素晴らしい。
インガルスさん、これは絶品だ!
そしてオルデンはまたグランディさんのパイに戻って「得も言われぬ味わいだ」と言って、グランディさんに優勝を言い渡しました。
縄跳び競争は、最後にウィリーとメアリーが残っていました。
跳び続けて11分を過ぎ、ふたりともくたびれています。
メアリーが足をくじいて、結局ウィリーの勝ち。
次は輪回し競争です。
先頭をネリー、その後ろをローラが輪を回しながら駆けていきます。
ゴールのテープを切ったのはネリーでした。
むくれているローラにチャールズが声を掛けます。
「どうした、ローラ?」
「輪を押された。わざとだわ」
「ローラ。勝つことが大事じゃない。頑張ると楽しいだろ?」
チャールズの言葉にローラも頷き、「楽しい。お腹減ったわ」と明るく笑います。
午後からは男性陣の綱引です。
ローラがはしゃいで「父さんが綱引に出るの」とオルソン一家がお昼を食べているところへ言いに来ると、ハリエット、ネリー、ウィリーが父親に出るように言います。
オルソンはしぶしぶ出ることにしました。
オルソンチームとインガルスチームで戦います。
戦力拮抗していましたが、綱の先頭にいたオルソンがぬかるみに落ち、それを見て大笑いしたインガルスチームの力が抜けて思い切り引っ張られ、チャールズもぬかるみへ。
泥だらけになって大笑いするチャールズとオルソン。
綱引の勝利はオルソンチームへ。
泥の中でチャールズはオルソンに勝利の勲章を胸につけてやるのでした。
二人三脚はメアリーが縄跳びで足を怪我したせいで、急きょ、ローラはキャロラインと出ることになります。
それを告げにオルソン一家のところへ行ったローラ。
ネリーとオルソンがけしかけて、オルソン家もハリエットとネリーが出ることに。
そしてゴールのテープを切ったのは、ローラとキャロラインでした。
とうとうフィナーレの、男たちの丸太割り競争です。
ベイカー医師がピストルでスタートの合図をすると、参加者の男たちが一斉に丸太を斧で割り始めます。
「そこまで!」
ジムが丸太を割って1回戦終了です。
悔しそうなチャールズ。
ジムはヘレンに「まだまだ若いものには負けん」と大威張り。
チャールズもジムも、2回戦のために斧の手入れをします。
2回戦はチャールズが勝利を収めました。
これで、ジムとチャールズで決勝です。
「リボンと時計もらえる?」
無邪気にローラがチャールズに言います。
「と思うけど?」
チャールズは斧を磨くやすりを借りに、ハンソンの倉庫へと行きました。
勝負より大事なもの
斧を手入れしているチャールズのところへ、ヘレンがやってきました。
「少しお話をいいかしら」
「斧の手入れをしながらでいいなら」
ヘレンはチャールズに話します。
ジムがもう息が上がってくたびれていること、
昔は誰にも負けず、のこを挽き、斧を振るっていたこと、
誰にも――娘の彼氏にもひけをとったことはなかったこと、
でも年を取った今はそうではなくなってしまっていること、
本当は自分自身もそれを気付いていること、
それなのに、いきがって見せて、今でも親方風をふかしたいと思っていること、
「リボンと時計が欲しいわけじゃないの。でも、それを手にしたら、今でもまだそうすることができると思い込むことができるのよ」
ヘレンははらはらと涙を流しながらそう語ったのでした。
「お邪魔しました」
チャールズは何も言いませんでした。
決勝は町のみんなが注目し、大声援の中、行われました。
チャールズもジムも必死です。
観衆の後ろのほうでヘレンが手に汗握り、小さな声で夫を応援します。
そして、なんと。
「丸太割り競争の優勝はジム・タイラー!」
ベイカーの声で勝負は終わりました。
妻がジムに抱きつきます。
「いい勝負だった。負けたよ」
チャールズがそう言うと、ジムも「ああ。おまえも」と笑います。
「・・・素人だが」
チャールズが笑ってそう言いました。
さあ、帰ろう。
チャールズが家族のもとに寄って行って、そう言います。
キャロラインもチャールズを労いましたが、ローラだけはチャールズの斧を見て何かに気づきました。
チャールズはローラの頬を撫ぜて、それからジムの妻のところへ行き、やはり優しく頬をたたきます。
ジムは男たちに囲まれて優勝者のリボンを胸につけて笑っていました。
馬車の用意をしに行ったチャールズのところへローラがやってきて、古い斧を使っていたことを指摘しました。
「どうして?」
「タイラーさんは、斧の扱いにかけちゃ名人だけど、父さんより年上だ。年を取ると疲れやすいだろう? だからそのままじゃ父さんが有利だ」
有利とわかっていて勝って嬉しいか?
チャールズはローラにそう訊ねました。
「・・・うれしくない」
「だから斧を変えたんだ。それで条件は五分五分だよ。わかるかい?」
なんとなく、とローラは答えます。
「タイラーさん、勝って嬉しそう」
「負けた父さんもだよ」
チャールズはローラを強く抱きしめるのでした。
『大草原の小さな家 シリーズ1』【第24話】の感想および考察
ウォルナットグローブ創立記念日!
こんな日にエドワーズが出ていない! オープニングのキャストクレジットを見て思ったのですが、物語の冒頭で、ちゃーんとチャールズがそのワケを話してくれました。
ローラ「エドワーズおじさんは?」
チャールズ「ミネアポリスへ行ってる。ハンソンさんの用事で」
エドワーズがいたらもうひと騒動ありそうですし、そもそも、エドワーズがいたら、まず、エドワーズとジムが初対面で大げんかをしているでしょう。脚本はそこを描くことを断念し、チャールズのかっこいいお話としてまとめたんですね。
「勝ち負けだけが大事なんじゃない。頑張ることが大事」今回、チャールズは繰り返し繰り返し言いました。
古い斧に持ち替えて決勝戦に臨んだチャールズは、決して「頑張ること」を放棄したわけではありません。
なぜなら、チャールズは、古い斧でも負けるつもりはなかったのだと思います。
必死になって、わき目もふらず、つまり、隣で戦っているジムのことを横目で見ることもせず、ひたすらに自分の斧を丸太に打ち込んでいました。
それで勝ったときには勝ったときとして、ジムに掛ける言葉が何かあったのでしょう。
それこそが「頑張ることが大事」だったのかもしれません。なぜなら、ヘレンがジムに言ったように、40年間、ジムは木こりの親方として頑張ってきたのですから。
もしもあの古い斧でチャールズが勝っていたとしたら、
「あんたはこれまでも親方として大きな力を発揮してきた。それを若いものに教えることであんたは今でも親方なんだから」とでも言ったのかもしれません。
それにしても、最後まで家族総当たり戦で張り合うオルソン家とインガルス家。湧かせてくれました。
これでシーズン1は終了です。シーズン2はBS4Kで現在8話まで進んでいますので、NHKプレミアムでもいずれ追っつけ、放映されることと思います。楽しみに待とうと思います。
前話はこちら!
シーズン2はしばらくおまちください。
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