ディーン・フジオカ演じるシャーロックならぬ誉獅子雄と、医者崩れのワトソンならぬ若宮潤一。

知り合った第1話で早くも一緒に住むことになったこのふたりを井上由美子氏はどう描くのか気になるところです。

今回は「【シャーロック】ドラマの脚本家は井上由美子!プロフィールや作品を検証!」と題して井上由美子さんの情報をまとめてみました。
 
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井上由美子のプロフィール

まずは脚本家・井上由美子氏のプロフィールから見てみましょう。


ご出身は兵庫県神戸市。大学は立命館大学文学部卒業とのこと。卒業した年に、井上氏はテレビ東京へ入社されます。テレビ局では営業事務の業務に就いておられたとのこと。

3年後、テレビ東京を退社され、さらにその3年後、『過ぎし日の殺人』という作品で脚本家としてデビューされました。
 


 

 
脚本家としての勉強は、日本シナリオ協会のシナリオ講座を第13期生として修了されたと公開されているプロフィールにあります。

このシナリオ講座は1983年から始まった講座のようで、毎年、春期と秋期で募集がされているようです。

13期は1989年ですので、テレビ局を退社されてからシナリオ講座を受講されたということになりますね。

次にどんな作品をこれまでに生み出したかを見てみましょう。
 



 

井上由美子の作品

デビュー作は『過ぎし日の殺人』という金曜日のゴールデンタイムの2時間単発ドラマでした。1991年、井上氏30歳の時の作品です。


出演は乙羽信子、野村昭子、南田洋子、田中隆三、と約20年前とはいえ、当時にしてもすでに芝居の世界では大御所と言っても良い顔ぶれのドラマですね。やはり実力がうかがわれる脚本(ホン)ではないと、こういったドラマでの採用はないのではないかと思われます。


『過ぎし日の殺人』がデビュー作として採用されたのですが、実は放映されたのは、次作『マダム・りん子の事件帖』と言う作品の方が先に放映されました。
 


 
これは、単純に、制作側・放映する局のスケジュールによるもののようです。こちらの作品は、同じく脚本家の中島丈博氏との共同執筆名義となっています。


中島氏も井上氏と同じ、日本シナリオ作家協会のシナリオ講座出身とのことですが、シナリオ講座の歴代講師一覧を拝見したところでは、井上氏が講座に在籍中に師事したという記録はありませんでした。



そして、1996年前期のNHK朝ドラ『ひまわり』(主演:松島菜々子)の脚本を手掛けたことが井上氏のキャリアの大きな躍進となったきっかけでしょう。何せ、初めての連ドラ脚本で、半年間、週6の朝ドラです。
 

 
以後、キムタク主演ドラマだけでも『ギフト』(97年フジテレビ)、『GOOD LUCK!!』(03年TBS)、『エンジン』(05年フジテレビ)、『BG~身辺警護人~』(18年テレビ朝日)とネームバリューのある俳優をキャスティングするドラマを書くことができるというキャリアを積んでいきます。
 

 
一方で、『14才の母』(06年日本テレビ)でまだ幼い少女の妊娠という問題、『ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜』(12年TBS)では、時代時代の教室の中と外で起こる教師と生徒の問題を取り上げています。
 


 

 
、『お母さん、娘をやめていいですか?』(17年NHK)では、ネットから出た言葉「毒親」と娘の問題、『ハラスメントゲーム』(18年テレビ東京)では昨今、社会のどこででも起きる一大事「ハラスメント」を取り上げます。
 


 

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常に社会の中で目にし、耳にすることを取り上げ続ける井上氏は、昨今知られるようになった監察医という職業ですが、井上氏は98年にすでに『きらきらひかる』で取り上げていました。こういう目のつけどころも、さすがですね。


そして、井上氏の「今」を描く腕は、時代をさかのぼっても、その時代に生きる「人間」を正面から描きます。大河ドラマ『北条時宗』(01年NHK)、『忠臣蔵1/47』(01年フジテレビ)、『白い巨塔』(03年フジテレビ)。


特に何度もリメイクされている『白い巨塔』では、井上氏脚本の03年版(主演:唐沢寿明)は、その後19年に別の脚本家の手によってまたもやリメイクがされましたが、16年前にもかかわらず、19年版と比較されながらも決して古さは感じさせない、いまだもって大変評価の高い作品としてひきあいに出されます。


そしてシリーズも3作を重ねている『緊急取調室』(14年、17年、19年テレビ朝日)。シリーズを3つも重ねてもなお、「人間」と「犯罪」の中には描くことも多く、井上氏の手にかかれば、それが時に滑稽、時に悲しく、そしてその中から何か大切なものが浮き上がる脚本へと仕上げられていくのです。


なかでも少し異色なのは『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(14年フジテレビ)かもしれません。
 


 

 
しかしこの中にもまた、「仮面夫婦」「セックスレス」といった「声を上げ始めた現代の女性」を描くことからの「不倫」のストーリーが描かれました。やはり井上氏は「今」を見つめている脚本家なのだと思います。
 
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シャーロック アントールド・ストーリーズ

『シャーロック アントールド・ストーリーズ』、シャーロックならぬ誉獅子雄は、いつもこう言います。
オレが知りたいのは真実だけだ
これはある意味、シャーロックが「人間」に興味を示していないことを断言している科白でもあります。

誰が何をして、事件がおきたーーそれだけでは、まるでコンピュータのプログラミングと同じです。

私たち人間が生きている世界はそれだけでは成り立ちません。そこを補完するのが、ワトソン役になぞらえられる若宮潤一というわけです。

第3話で若宮は、「精神科医は、『嘘かどうか』ではなく、なぜ嘘をつくかを見る」と言います。

毎回、仕入れた情報をバイオリンと弾くという計算手段で、パズルのピースを整理するように情報を整理して事件を解決へと導く獅子雄ですが、このコンピュータ的情報処理技術に、「誰」が「何をした」の間に存在する「計算式」を与えて、より効率的に、より正確に正解を導く役割、それが若宮に与えられた役割なのでしょう。


このふたりが取り組む事件は、やはり現代の社会をざわつかせる事件が取り上げられています。

第1話では大学医学部の不正入試、第2話では人の戸籍のすりかえが弁護士の手によって行われた事件を扱い、第3話では「地面師」という特殊知能犯の大掛かりな詐欺案件が語られました。

今後もこのふたりによって、大きいものも小さいものも含め私たちの社会で起きている問題がどう語られるのか楽しみです。
 



 

まとめ

こうして社会派と言われるドラマを多く放ちながらも、実は井上氏、こんなことをインタビューで答えておられます。


「私は、よく『節操がない』なんて言われるんですよ。職業ものなのか、ミステリーなのか、ラブストーリーなのか、どれかにジャンルを決めた方がいいんじゃないか、って。」(2017. 6.11配信 ザ・テレビジョン芸能ニュース)


しかし同じインタビューの中で、井上氏は、井上氏の中ではどれもつながっている(世界の)ことなのでジャンルを決めようと思わない、とも答えています。(カッコ内、筆者注)


「その時々で、面白いな、愛おしいな、恐いなって思えるような“人間”を描く、ということ。それと、さっきも言った“今っぽさ”をどこかに入れること。この二つですね。それが、私の脚本家としてのこだわりなのかもしれません」(引用:上述に同じ)


ドラマ(脚本)の中では、どの世界でも描かれるのは「人間」です。人間が織りなすものこそがすなわちドラマ、井上氏にはこれからも月9『シャーロック』ではもちろん、長く「ドラマ」を描き続けていってもらいたいですね。
 



 

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